七色いんこ - 七色いんこのキャラクター

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漫画レビュー数 3,136件

七色いんこ

3.003.00
画力
3.00
ストーリー
3.00
キャラクター
3.00
設定
3.50
演出
2.50
感想数
1
読んだ人
1

七色いんこのプロフィール

本名七色いんこ
よみがななないろいんこ
所属老若男女どんな役でもこなす、代役専門の舞台俳優。
特徴演技をしていない時は青みがかった緑色のおかっぱのカツラとサングラスで変装しているが、これはカツラの裏に変装道具を隠しているためである。
物語上での目的本業は泥棒。舞台に立つ際には出演料を貰わない代わりに、その変装術を活かして劇場内にやって来る金持ちから宝石類などの金品を盗む。演劇の際以外にも、金持ちぶりを振りまいている人間を騙すなどしてしばしば盗みを働いている。本人に言わせると「モノマネがうまい素人役者、そしてドロボー」らしい。
ペットよくなついた手乗りインコを飼っているほか、ある事件をきっかけに犬の玉サブローと一緒に暮らしている。
お気に入りお気に入りのコーヒーショップがあり、いつもそこでコーヒーを飲んだり漫画を読んだりしてくつろいでいる。
出演の依頼「新宿区私書箱5826432」に速達で手紙を郵送すること。
名刺正装したインコの絵が描かれている独自の名刺を持っており、自己紹介の際にはそれを使っている。
盗みをする理由本人曰く、「かつて、演劇が大道芸だった頃は見物人の中の金持ちが気前よくお金を払い、貧乏人はお金を払わなくても黙認されていた、かつての美習を踏襲した」という事だが、どうにも言い訳くさく、実際には演劇とは全く関係無く盗みをする場合も多い。
いんこにしか見えない幻覚他人にはボロ切れにしか見えない。医者によれば、常日頃から他人を演じ続けることで潜在的な自分の欲求が幻覚として現れたものらしい。

七色いんこの他の登場キャラクター

七色いんこの感想

演劇版ブラックジャックか

代役専門の俳優と、モグリの医者この作品「七色いんこ」は、天才的な俳優でありながらも代役専門で、しかもその劇場でドロボウを働くというとんでもない役者が主人公である。その圧倒的な演技力で観客をひきつけながら一方でドロボウを働くというどこかハードボイルド的な設定は、手塚治虫の代表作「ブラックジャック」を彷彿とさせる。ブラック・ジャックもその人並みはずれた外科技術を駆使し、誰もが匙を投げた重度の患者を治してしまう。しかしその報酬は桁外れのものを要求し、それができるのも彼がモグリの医者だからだ。モグリの医者と代役専門の俳優。なんとなく共通点があるように感じられる。また物語の展開もどことなく「ブラック・ジャック」と似ている。ブラック・ジャックは患者の病気を治すだけでなく、家族や会社がらみのいざこざさえも解決してしまったりすることもある。「七色いんこ」も主人公の七色いんこが代役の俳優として仕事はこな...この感想を読む

3.03.0
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