花になれっ!のあらすじ・作品解説
花になれっ!は、宮城理子の原作した漫画作品である。少女漫画雑誌のマーガレットにて連載され、2002年7月25日までに単行本として全16巻を刊行している。原作者の作品には、高校受験に失敗した大空ヒヨ子が推薦で入学したのは実は妖怪の学校という「ラブ・モンスター」や、テレビドラマ化されたりソーシャルゲームにもなった「メイちゃんの執事」などがある。 今作品は、地味で真面目な女子高生・山田ももが祖母を亡くし独り身になったことから、イケメン男子・蘭丸の実家のメイドになるラブコメディーである。 大人になったら花になる、と思っていたももはもう高校生。矢野にプレゼント渡すものの、すでに持っていた矢野は友達に譲ってしまう。おまけに通りかかった三年生の咲間を見てうっとりし、ももの知り合いだとわかると紹介して欲しいという。片思いであることを痛感したももは、メガネを外し、キレイになれば変わるはず・・・と思うのだが、すぐに諦めてしまった。 そんなももを眺めていた蘭丸はため息をつく、待ち合わせていた咲間に幻でも見たような顔だと言われ、キスをされてしまうのだった。
花になれっ!の評価
花になれっ!の感想
取り合われたい女の子の欲望をふんだんに
エロさ引き立つショートカットのもも髪の長い女の人もいいけれど、ショートカットの女の子って…可愛くなきゃできないと思うんだよ。余計に美人で、余計にフェロモンを感じるよね。“地味で冴えない”の代名詞であるかのようなメガネ、そしておさげ髪。そのどちらも取り払って、美女へと変貌する山田もも。唯一の肉親・おばあちゃんのためにいい学校に入ってなんだってがんばってきた彼女は、おばあちゃんを失って満身創痍。そこに蘭丸の母親がやってきて、引き取ってくれるって言うじゃない。そこでは蘭丸と弟のサクラが暮らしていて、ももに住む場所・食事・学校生活の何もかもを保証してくれることとなる。こんな大逆転って…あり?そこからはもう今までなぜ誰も気づかなかったのか、というくらい山田ももはモテまくり、ちやほやされまくり、蘭丸に愛されまくる。いや、カラダの関係はないけれど、もうお互いに最初からラブ全開って感じで、いじめ・嫌が...この感想を読む
読み始めると止まらない
この漫画は主人公がメガネを取ると美少女になってモテモテになるという王道ストーリーが主軸になっています。主人公が可愛くなったとたん、まわりはザワついて色んな男性がももにちょっかいをかけてきます。そして最後はイケメンと結ばれるというアホでも読める、楽しめる読み物だと思います。特にこの漫画で特徴的なのが全体的に性的な描写が多い事です。マーガレットという少女漫画にこれを載せていいのかとこちらが心配になるくらい、主人公がエロい展開になります。多分作者がこういう描写が好きなんだなぁと思うのと、あまりに内容がなさすぎて性描写があることも人気のひとつだったのだと思います。作者の宮城理子は自己紹介で「好きなもの、作り手の性癖が表れているもの」と記すほどなので、そっちの話は造詣が深いのかもしれません。設定は人を惹きつける「花人」という存在がいて、香りで色々な人を魅了しますが、ありえない設定なのに個人的には...この感想を読む