ユースケの新たな魅力全開
踊る大捜査線のスピンオフ作品と言えば、これを指す人も多いかもしれません。 スピンオフはつまらないという従来の概念を見事に打ち破ってくれた作品と言えます。 この話は、踊る大捜査線2の事件が解決した数時間後のことです。東京の最新鋭地下鉄の試験車両が乗っ取られて暴走し、乗降客200万人の命が危険にさらされます。真下は交渉人の立場で犯人との接触に成功し、じわじわと犯人を追い詰めて行きますが・・・・・・。 このシリーズにおける見所は、相容れない立場同士が互いに協力して犯人逮捕を成功させることです。今回は、警察と地下鉄会社の司令室との攻防がありますが、司令室をリタイアした線引き屋のおじいちゃんの演技が光ります。また、この作品で初登場したヤクザにしか見えない刑事の寺島進は、飄々とした演技でエリートの真下と対照的なキャラクターを確立させ、彼が主役のスピンオフドラマも後に放送されています。 結局犯人は・・・・・・でしたが、雪乃へのプロポーズが成功してよかったです。 ちなみにこの作品が上映される直前の2005年の4月に、JR福知山線の脱線事故があったのでこの作品の公開延期が検討されていたようですが、キャッチコピーの削除や各種放映される予告編を再編集して公開できたそうです。
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