テンポは良い
大人気シリーズ「踊る大捜査線」のサブキャラ真下正義にスポットを当てた踊るスピンオフ作品第一弾。 本シリーズでは新米キャリアを務めていた若造が、 今では意中の相手を射止めた上に、日本では珍しい交渉人という立場で大活躍。 残念ながら、シリーズの登場人物は基本的に出てきません。 しかしまあ、こういう長寿番組では仕方ない事ですが、出演者に若さを感じなくなったよなあ。 ハリーポッターを見守る心境よりかなり痛々しいビジュアルになっている気がしないでもないです。 シナリオに関してですが、結末については随分賛否両論あるようです。 確かに少々すっきりしないもやもや感が残るのは間違いありませんが、 雑誌記事で、そういう結末を意図的に作った。といった制作者のインタビューが 掲載されたところを見るに、狙い通りではあるのでしょう。 意図としてはわからなくはないですが、 そうなってくると、結末を盛り上げるための演出が少々弱い風にも感じました。 このままでは、単純に消化不良なだけの映画にしか見えないんだよなあ。 あと一歩といったところです。
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