交渉人 真下正義の感想一覧
映画「交渉人 真下正義」についての感想が8件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
結局謎のまま
「踊る大捜索線」のスピンオフ第1弾として作られた作品。真下正義が交渉人として活躍をする作品ですが、あの「踊る~」の時のようなおっちょこちょいだったりこき使われたりというシーンはほとんどありません。真面目に犯人と交渉をする姿がまた今までの真下と違ってちょっと新鮮でした。犯人は地下鉄を操作させたりあちこちに爆弾をしかけたりしているが、その犯人は結局最後まで出てきません。最後には犯人が乗っているであろう車が爆発してしまい何も残らない…犯人としてピックアップされた人も実は既に死んでいたという謎が謎を呼ぶ作品でした。この作品の最後、ここで真下と雪乃さんが結婚することが分かるというのも今後に繋がるんですよね。
テンポは良い
大人気シリーズ「踊る大捜査線」のサブキャラ真下正義にスポットを当てた踊るスピンオフ作品第一弾。本シリーズでは新米キャリアを務めていた若造が、今では意中の相手を射止めた上に、日本では珍しい交渉人という立場で大活躍。残念ながら、シリーズの登場人物は基本的に出てきません。しかしまあ、こういう長寿番組では仕方ない事ですが、出演者に若さを感じなくなったよなあ。ハリーポッターを見守る心境よりかなり痛々しいビジュアルになっている気がしないでもないです。シナリオに関してですが、結末については随分賛否両論あるようです。確かに少々すっきりしないもやもや感が残るのは間違いありませんが、雑誌記事で、そういう結末を意図的に作った。といった制作者のインタビューが掲載されたところを見るに、狙い通りではあるのでしょう。意図としてはわからなくはないですが、そうなってくると、結末を盛り上げるための演出が少々弱い風にも感じ...この感想を読む
これはこれでおもしろい
スピンオフ作品で陥りがちなのが、シリーズの主役が出ていないから間が抜けると言った現象。けれど今回は作り込まれた事件と笑いがてんこ盛りで、青島がいなくてもおもしろいな、と感じることができた。出演してればなおよかったことは言うまでもないが。真下が対決するのがクモを動かしている犯人だけでなく、地下鉄職員との攻防、さらに犯人の最終目的はもっと違うところにあったという複雑さが、純粋に事件だけでも楽しめる。それだけでなく小ネタで言えば、本広監督作品に多く出演しているヨーロッパ企画の劇団員が物語のキーを担っていたり、着目する点を変えると何回でも楽しめる。ラストの爆破するタイミングがオーケストラにあるというのもおもしろいし、スピンオフとして合格だと言える。
ユースケの新たな魅力全開
踊る大捜査線のスピンオフ作品と言えば、これを指す人も多いかもしれません。スピンオフはつまらないという従来の概念を見事に打ち破ってくれた作品と言えます。この話は、踊る大捜査線2の事件が解決した数時間後のことです。東京の最新鋭地下鉄の試験車両が乗っ取られて暴走し、乗降客200万人の命が危険にさらされます。真下は交渉人の立場で犯人との接触に成功し、じわじわと犯人を追い詰めて行きますが・・・・・・。このシリーズにおける見所は、相容れない立場同士が互いに協力して犯人逮捕を成功させることです。今回は、警察と地下鉄会社の司令室との攻防がありますが、司令室をリタイアした線引き屋のおじいちゃんの演技が光ります。また、この作品で初登場したヤクザにしか見えない刑事の寺島進は、飄々とした演技でエリートの真下と対照的なキャラクターを確立させ、彼が主役のスピンオフドラマも後に放送されています。結局犯人は・・・・・・で...この感想を読む
誰なの?
「踊る大捜査線」の真下正義(ユースケ・サンタマリア)が主役。警視庁初の交渉人である真下と犯人の駆け引きがメインのストーリー。衝突を避ける場面などの緊迫感もあって、少しドキドキする所も多く、前半は面白く展開するのですが、最後の最後に。。。もうすこし、面白い展開になると思わされていたので(笑)どういう結末にするのか迷ったままで、答えが出なかったのかな??結局、犯人、誰?でも、踊る大走査線は全部見ているので、ずっと見たかったのをやっと見れました。そして、この作品のユースケサンタマリアが好きです。普段はあんなに適当なのに、演技になるとあんなにもキャラクターが変わるものなのか。と、いつも思わされます。
踊るも大好きですがこっちも好き
踊る大捜査線のスピンオフ映画。踊る大捜査線にも出てくるユースケ・サンタマリア演じる真下正義がこの作品の主人公。踊る大捜査線の時とは違って真下正義が冗談ヒトツ言わずに真面目に仕事しています。地下鉄を何者かに乗っ取られテロの可能性があるとみて緊急にメンバーを招集。その司令塔として真下正義が抜擢されるのだ。事件はクリスマスイブで大混雑している東京都心でおこる。ものすごい人間の数の命が真下正義の判断に委ねられるのだ。ハラハラドキドキという言葉がぴったりで手に汗握りました。ラストにはちゃんと安心させて少し笑わせてくれるこの踊る大捜査線スタッフの作品大好きです。
踊る大捜査線はみた事ないんです
踊る大捜査線のスピンオフですが私は踊るの映画を見た事もなければドラマも見た事がなくて少しだけわからない部分も出てきたんですがまぁまぁ理解できましたこういう警察もので交渉うんむんという様な映画ってどうしても中だるみしてしまう所があるから「交渉人」とタイトルにおもいっきりついている映画をみた私が悪いんですけどやっぱりダラダラしてしまうし、わざわざ映画にする様な内容か?というのが正直な感想ですテレビドラマの2時間スペシャルとどの様にして違いをつけるのかがとても重要です。ただお金をかけるだけなら誰でもできますからね。ドラマなら良かっただろうけど映画だからあまり良いと言えない様な作品でした
脇役達が良い味を出しまくり!スピード感のある映画です
踊るファンの私ですが、スピンオフ作品の中ではかなり面白いほうだと思います。主演の真下正義ことユースケ・サンタマリアさんも良いですが、特に脇を固めるメンバーが良い味を出しています。特に、寺島進さんと、國村隼さんは最高です。特に木島丈一郎役の寺島進さんは、時に笑わせ、時に男気で泣かす、良いキャラクター木島丈一郎を見事に演じています。余談ですが、木島丈一郎が主演のスピンオフドラマが欲しくて、「交渉人 真下正義」のDVDを2枚持っている程です。内容もTTRのスピード感に乗って、テンポよく進んで行って非常に心地が良いです。できればラストシーンがモヤ~と終わってしまうので、もう少し踊るらしくスカッとする終わり方にして欲しかったなぁ。