恋に命を懸ける　無駄な事に命を懸ける　充実感が100パーセント - 華の乱の感想

これは与謝野晶子の伝記映画なのですが、明治大正の昔の皆様は大変情熱的だったのだなぁと思うのです。与謝野晶子は歌人で、子供が10人以上居るのです。 子供を生む、これは大事なお勤めでしょうが、ひっきりなしに妊娠してる計算になります。与謝野鉄幹と不倫ラブで結婚、それから彼の作ってる同人誌から作品を発表して活動を広げていくのですが、それからが凄いですよ。 彼女は作家の有島に恋をして、彼の居る北海道まで追いかけていくのです。 今の感覚の飛行機や電車ではなく、当時の移動手段ですから、大変長い時間をかけて動くわけです。そこに持ってきて10人の子供で、なお恋もしている、旦那も居る、なんだか盛り沢山のチョコレートパフェのようです。 しかし、「芸術は爆発だ」の岡本太郎氏のお母上、岡本かの子も同じようなお人だったから、その時代にはそういう人は居たＪのでしょう。 唯一つ難なのは吉永小百合は上品で与謝野晶子とは少しイメージが違うような気が致します。