原作よりもまとまっている - DEATH NOTE デスノートの感想

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DEATH NOTE デスノート

4.324.32
映像
4.40
脚本
4.65
キャスト
4.60
音楽
4.30
演出
4.35
感想数
11
観た人
14

原作よりもまとまっている

4.54.5
映像
4.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
4.5
演出
4.0

原作は大場つぐみ・小畑健による同名コミックス。爆発的なヒットを遂げたシリーズの映画化だ。 映画化するには少々ファンタジーな設定もあるので公開前は心配の声が上がっていたが、そんなことは些細な問題であった。漫画の世界観を忠実に再現し、それでいて説明しすぎることなく、DEATH NOTE初期の魅力であった主人公・夜神月と探偵・Lの頭脳バトルを存分に描き出している。 原作の方は途中少しだれてしまい、ジャンプ特有の引き伸ばし作戦に引っかかってしまった感じだったが、映画の方は初期の原作ファンが求めていた展開を実行してくれている。最初はエリートで並ぶもののいない完璧超人だった月が、最終的に人間の底辺まで落ちる姿はそのままで、それでも少しのプライドを持ち続けたままLと最終決戦をする、その姿が見たかったのだ。 原作ではできなかった嬉しい展開に、一見の価値はある。その分、まとまっているので、原作を知らなくても十分に楽しめるだろう。

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DEATH NOTEの存在は罪か正義か

人間の悪が抑制されるのは恐怖でのみか「目には目を・・・」ということわざがあります。この映画を見ていると、そんな言葉がすぐに浮かび上がります。法の裁きだけでは裁ききれない悪というものが、たくさんあるのが現実ではないでしょうか?実際に法の目をかいくぐって、自分が犯した罪に対し裁かれることも、償うこともせずに普通の生活を送っている犯罪者は、たくさんいると思います。どうせばれないから、ばれても免れる方法を知っているからと思っているのでしょう。「キラ」になった八神月はそんな犯罪者たちを許すことができず、法で裁けないのであれば「DEATHNOTE」の力を使って自分が裁こうと思ったのでしょう。連続する犯罪者たちの不審死に、犯罪が激減します。ここでわかるのは、いくら極悪非道の罪を犯したものでも、自分が死ぬのは怖いのだということです。特に法の目をかいくぐって罪を免れたものにとっては恐怖でしかないかもしれません。法...この感想を読む

5.05.0
  • kilyoukakilyouka
  • 231view
  • 2046文字
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