笑いとエロスの影に在る嫌味丸出しメッセージ  - 伯爵夫人の感想

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笑いとエロスの影に在る嫌味丸出しメッセージ 

4.54.5
映像
4.5
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
5.0

1967年で監督はチャーリーチャップリン、これ凄い嫌味と英国人のプライドとアメリカ蔑視があるんですが、楽しんで見てねと言うチャップリンの嫌味が聞こえます、そらみみそらみみ・・・ チャップリン唯一の(初)のカラー映画 にして遺作。 アメリカの映画会社の資金で英国人のチャップリンがイタリア人のソフィアローレンとイタリア系のマーロンブロンドで、物凄い政治的に嫌味なをこめて作りました、ある種の名作。 チャップリンの映画が好きな人は、この作品のことをぼろくそに言うのですが、彼の人生を振り返ると、どたばたコメディーにしか作ることが出来なかったようです。また、彼は1975年にエリザベス女王から貴族の称号を与えられていますが、ここも皮肉が利いてます。 これは嫌味丸出しの彼の皮肉をオブラードに隠した強い政治的メッセージが有りまして、アメリカを赤狩りでオン出されて英国に戻ってきたんですね。 彼は親も無く孤児院で育ち、生きるために5歳のときから舞台に立ち、後に貴族になっている。、 英国はチャップリンの名声が好ましいが、今までの行いが宜しくないと、煙たがられてました。 映画に出てくる伯爵夫人は中国に亡命して来た白系ロシア人、上海で生まれて孤児になり、米兵相手の踊り子になって生きている。アメリカに密入国する為に密航してると言う設定。 これはチャップリンと同化して見ることが出来ます。

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