独特の世界感と、すれ違う恋 - 好きだ、の感想

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映画レビュー数 5,784件

好きだ、

3.883.88
映像
4.63
脚本
3.50
キャスト
5.00
音楽
4.00
演出
3.88
感想数
4
観た人
5

独特の世界感と、すれ違う恋

3.03.0
映像
4.5
脚本
3.0
キャスト
5.0
音楽
4.5
演出
3.5

とにかく、ゆっくーりとした何気ない日常が流れていく映画です。 多分、得意・不得意に分かれるのではないかなといった印象。 私も1回見た時は、正直あまりの間の長さに眠くなりました。が、かなり印象深く、記憶に刻まれました。1回目はなんとなく見てしまったので、2回目再チャレンジさせていただきました。 両思いなのにすれ違う恋愛模様や、お互い意識してしまってか、自分達の話はあまりせず、共通の話題に“姉”を出してしまう。そして、その“姉”の話ばかりしてしまうがゆえ、おかしな方向に恋が進んで行ってしまう。不器用に恋する高校時代の2人は、ある事件がきっかけで会わなくなり、17年後に再び再会する・・・といった展開。 やはり、石川寛 監督の長回しの撮影の仕方は、私はあまり得意ではなかったのですが、内容としてはとても楽しめました。 そして、キャストにも、台本はあたえず、キーワードだけ渡し、撮影するという独特のスタイルを取る監督ということで、それを知った上で見ると、役者さん達の演技力が凄い!と違った視点でも楽しめるかもしれません。 ラストに向かっての展開が、未だ理解できず。。結末は私的には残念な終わり方でした。

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他のレビュアーの感想・評価

感情が真実になる。

『好きだ、』『好きだ、』という題名、特に読点がついているという言葉のニュアンスに惹かれた。最後のシーンでユウ(永作博美さん)が、「好きだ、」というセリフを言っているのだが、私の予想してる感じと違っていた。私が予想していたのは、お腹で支えられた声なおかつ明るいイメージだったが、ユウ(永作博美さん)は、考える間も無く口から言葉が出てしまったような言い方だった。だからといって、悪かったとは感じななかった。どうしてこういう言い方なのかが気になった。作り手が何を思ってこういう言い方にしたのかを聞きたい。この作品の紹介で、お互いに好きだけれど思いを伝えられない2人、という文章が書かれていた。物語の初めの方は高校生のユウとヨースケの時間が描かれている。ユウには姉がいて、私が思うにヨースケが好きなのは、ユウの姉としか思えない。だから、ユウの姉に次第にイライラしてきた。ヨースケがギターで弾いていたフレー...この感想を読む

5.05.0
  • りんごりんご
  • 203view
  • 2008文字
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