全裸の女の人が覆面で悪を倒すという飛んでる作品 - けっこう仮面の感想

顔以外ぜんぶみせているところがいい

小さい頃にスーパーの雑誌コーナーで立ち読みしたのを覚えています。覆面をしたなぞの美女。その学園の生徒では間違いないのだけれど、いつも女の子の危機のときにやってきてくれる覆面美女。全裸というところが衝撃を受け、人気を得た作品。毎回毎回女の子の洋服を脱がすという設定はＰＴＡでも、問題になったのでは？と、思います。それでも良い作品でした。

読者に”官能”とは何かと教えているところが良い

”けっこう仮面”かもしれない女の子を全裸にして、大量の猫になめさせているシーンがあるのですが、とにかく昔のジャンプはおもしろかった。作品に挑戦感があって、永井豪先生は、エロスの達人だった。みんなはっきりいうけど、こんなの見たいんですよ。今じゃエロスはなくなり、女の子を残虐にいじめるような作品ばかりになっています。ストーリーもとぼしく…ただ胸がでかく描けば良いというような気持ちの悪いものばかり。もっとＲ１８の位置を下げるべきです。週間少年ジャンプも、子供の読者の意見ご感想ばかり聞かないで、編集部の責任として、もっとエロスを取り入れるべきだと思いました。

悪をきちんとさばいているところがいい

どんなに女の子を目で犯していても、どんなに主人公が裸覆面ででようと、きちんと悪をさばいているところが、少年たちの心に残ったんだとおもいます。今、永井豪先生「バイオレンスジャック」で、女の人を残虐に殺しているけど…ほんとうに描きたいものは、そんなものじゃないんじゃないかと感じました。買おう。と思ったけど、私の望むエロスじゃないんで、買いませんでした。今の雑誌社の編集部って、残酷なものを求めているんでしょうか。「トーキョーグール」も、悲しい残酷な設定で、それでも戦う。というところが若者に受けているみたいですけど、ただ若者の気を惹けばいいのかというとそうではないんじゃないかと思います。あ…決して「トーキョーグール」が、悪いわけではないんですよ。ただ社会的に漫画の方角が”残酷”な方向に向かっているような気がしてならないので警鐘を鳴らしただけです。えらそうにすみません。ところで「けっこう仮面」ってアダルトビデオになってるんですね。知らなかったです。こういうのこそ、原作どおりに夜中のＴＶドラマとしてやってくれたらいいのにと思いました。今の女優さんに、それを求めてもだめみたいですね。守ろうとするばかりで。