トリガー考察と今後の展開予想
はじめに
今作品は愛読者ならば周知の事実でしょうが、長らく休載中です。私も一読者としてとても悲しいことではありますが、休載中の今でこそこの作品についてゆっくり考察することが出来るという気持ちを込めて書き連ねていきたいと思います。ここでは主にこの作品の設定と、今後の展開の考察についてレビューします。
ボーダーのトリガーについて
様々な種類のあるボーダーのトリガーですが、まだ本編に出ていないトリガーもあります。オフィシャルデータブックの設定により隊員の装備トリガーの情報が公開されていますが、その詳細が分からないままのトリガーもまだ存在しています。例えばダミービーコン。オプショントリガーらしくA級では片桐隊長などが装備しています。名前から連想すると、単純にレーダーに偽物として映るビーコンを設置するというトリガーかと考えられます。試作と表現されているのでまだ開発途中のトリガーのようですが、その汎用性やコストパフォーマンス次第ではホルダーの空きスロットに入れるメリットはかなり大きそうです。最もトリオン反応でサーチするレーダーを欺く必要がある以上、少なくとも自身のトリオンの大きさ程度に反応させる必要があり、対レーダー検知のトリオン反応増幅器などがないならばコストパフォーマンスは相当悪そうです。あの東さんも装備しているところから、連載再開時に見れるかもしれないという期待もありますね。
他にはタイマーという加古隊長が装備するオプショントリガーもあります。こちらは予想が難しいですが、加古さんがシューターなのがヒントになりそうです。シューターは置き弾が可能なので、その時間差の攻撃を更に補助するものと考えることが出来ます。或いは設置型の地雷なども考えられ、加古さんの戦闘に期待が高まります。
人物について
名前だけ出ていて登場していない人物も未だ残っています。トリガーの話でも名前が出ましたが、片桐さんを含むA級片桐隊はまだ登場していません。隊員の雪丸については作者の最初の読み切り「ROOM303」に同名で登場しているので、彼の可能性が高いです。作中では生駒とアタッカー順位が近いという描写がされているので、恐らく10000ポイントの実力者であることが伺えます。片桐隊長に関しても同様の理由から顔が予測されており、実は比較的初期に出ている人物の可能性が高いです。この人はガンナーという位置づけでありながらスナイパートリガーを装備しているのがまた面白く、前述のダミービーコンも同時に装備しているので中々興味深い人物です。他にもスポッターという特殊なポジションである尼倉という人物もおり、片桐隊については登場すれば確実に盛り上がると言えるでしょう。また緑川が所属する草壁隊にも興味をそそられます。A級でありながら隊長が女子でオペレーターとこちらも変則的なチームで登場が期待されます。A級のチームは実力でゴリ押している1位2位に始まりとても変則的なチームが多いので、ユニークな作戦を期待できます。
今後について
まずは直近のランク戦であるROUND7についての考察。相手は影浦、鈴鳴第一、東です。ポイント予想に関しましては随所で様々深慮されているので、あまりこの場で語る意味はないでしょうが、少なくとも影浦隊に対しある程度リードしなければならないことを考えると、玉狛は4、5ポイントほど取ることになるのでしょう。その場合どういう点数内訳になるかという予想として(中々難しいですが)、展開的にも今度こそ影浦は落とせるんじゃないでしょうか。何だかんだで勝敗が決まる程のユウマとの描写をしていませんから。逆に村上とは正面きっての戦いはしないのではないでしょうか。東隊などがいる以上村上を落とすメリットはあまり感じられないように思いますし、少なくとももう一度ユウマが勝つような描写は作者的にもしたくないのではないでしょうか(勝敗の数にこだわっている葦原先生が、村上に負け越しのユウマに二度も勝たせるとは少し考えにくいです)。それと今回から待望のヒュースの参加があるので、ヒュースとそれらのアタッカー陣がぶつかる可能性も十分あります。東さんに関しては正直落とされるビジョンが見えないのですが、流石に今回は点数の散らばり的にも各アタッカーの実力的にも落ちる可能性もあるかもしれません。4つ巴は可能性が多すぎるので予想が全く追いつかない以上、結局は楽しみに待つしかなさそうです。
そしてその後のROUND8は、未登場の弓場隊は登場しそうです。B級上位でここまで登場していないこともあり、ほぼ間違いないのではないかと予想します。また、雪辱を晴らす意味でも二宮隊ともぶつかるのではないかと考えます。王道ではおそらく最後のランクマッチということもあり二宮VS修のシューター対決が考えられますが、この作品ならば司令官対決という形でも盛り上がりそうです。そもそも組み合わせ自体が予想なのでわかりませんが、中々期待できそうです。
遠征後にどうなるかについては、正直情報が少ないのであまり考察できないと考えています。冒険ものになるかもしれませんし、戦闘が続くかもしれません。うかうかすると打ち切りの恐怖もありますので、葦原先生に期待して再開を待ちたいと思います。
最後に
直近の考察だけでこれほどの文章になってしまいました。こんな簡潔な考察でもこれだけ語ることが出来るので、もし深く読み込んでないという人がいるならば再度読み込んでみると新たな発見があるかもしれません。。
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