ドラマ仁、大好きです。
仁 第一期からの比較
それぞれの登場人物のキャラクターや背景、その時代の人々の想いと理想通りに行かない現実とのギャップ、そしてタイムスリップの謎など、話がどんどん掘り下げられていき、本当に深い内容のドラマになっています。主人公の仁先生と咲さんの気持ちも、第1期よりずっと濃いものになっています。仁先生と咲さんはお互い医術のパートナーとして、なくてはならない存在で、ある意味恋仲よりずっと強いきずなで結ばれています。親友の龍馬さんもようやく(?)これぞ坂本龍馬!という活躍を見せてくれます。単純にタイムスリップした仁先生の話だけでも面白いのですが、歴史上の登場人物がコミカルに描かれているのも魅力のひとつです。歴史好きの方も楽しく視聴できると思います。
2人の主人公の両想いなのにすれ違うさま
主人公2人は両想いなのに、簡単には結ばれません。思慮深い聡明な咲さんが、もとの時代においてきた仁先生の恋人の未来さんや恋敵の野風さんをさしおいて、自分だけ両想いでハッピー!嬉しいな!みたいな気持ちにはとうていなれないようです。この辺りの所は、見ていて唯一辛いところでした。咲さんに両想いになって欲しい、でも、そうなると未来さんはどうなるのか。。。未来さんの事も救って欲しいし、咲さんと両想いにもなって欲しいし。。。思考がぐるぐるとループして、すごく悩んでしまいました。おそらく、このドラマを見た人すべて、そして脚本を書いた方も悩ましい気持ちになったのではないでしょうか。結局、仁先生は誰とも結ばれずで終わってしまいました。個人的には、咲さんと結ばれてほしかったです。咲さんを残して仁先生だけ現代に戻ってしまい、もう二度と会うこともできなくなりました。咲さんが仁先生に書いた手紙のシーンは、思い浮かべるだけで泣きそうになります。手紙を通じて時空を超えてようやく気持ちが結ばれたけど、なんと悲しいことか。ただ、野風さんが幸せになってくれたのは、本当に救いでした。
仁先生はトラブルメーカー?
仁先生は天才脳外科医で、行く先々で色々な人を医療で救っていきます。ただ、トラブルばっかりです。もう少しずる賢くやればいいのにな、などと思ってしまいます。多分、その気になれば持っている知識でいくらでもお金儲けができそうなものなのに、そういうことは一切しません。それどころか、借金まみれで咲さんに質屋通いをさせる始末です。本当に甲斐性のないことです。でも、そのような正直者の仁先生だから皆が惹かれて、そしてなんだかんだで助けてもらえたりするんでしょうね。
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