日本の昔話のように
化け物を考える
日本には昔から化け物とか神がいるとか、いろいろな宗教を交えて考えられてきた。特に森、山には化け物や幽霊がいると噂される場所も日本にはたくさんあり、今も名所として存在しているところが多い。また化け物や幽霊だけでなく、神も存在しているとか、オーラがあるといった、場所もあり、現在の日本でも信じている人もいるだろう。このアニメではそのような人にはもってこいというような内容であり、親近感を感じられるだろう。化け物の特性をそのまま活かし、その化け物の特技や技、魔法といったものを使うことでアニメとして楽しめる内容となっている。
土地の神を考える
このアニメでは小さいけれども神が存在している。その神の話だと人間が参りに来ることで神の力が強まるのだというような内容で、古くから伝統として日本人が参りにいくことが重要だという考えをそのまま伝えているように感じられる。たしかに、お参りにいくことは昔から日本人が大切にしていたことなので重要だと思う。そのような認識を再び与えてくれている土地神の存在は子供に対しての教育にもなるだろう。現代の日本では正月でもお参りに、祈りに行く人は統計データはないが減ってきていると私は感じている。外国人が日本のお寺や神社に興味を持ち、増えてきていることは事実ではあるが、その影響もあり日本人自体のお参りにくる人は減少しているのだと思う。
陰陽師に対して
このアニメでは大変活躍するが、ほんとうにいたかは少し疑問である。確かに昔は占い師として存在していたということは聞いたことはあるが、このアニメでは堂々と存在していたことを明かしている。非常に強く、化け物を退治して守ってきたという考えが強く感じられる。というか、戦い方もなんでもありで、紙からなんでも出して戦うというのは反則なのではないかと思うくらいこのアニメでは強い。おそらく作者は昔からいるとされる陰陽師に強い憧れとみんなに認識させてたいという願望があったのではないかと私は考えている。たしかに陰陽師は現実に存在していたとされる人物はおり、日本の歴史上で活躍したのかもしれない。また、占いという考え方は日本が古来から伝えられてきたもので今でも話を聞きにいる人も多く、われわれの生活と少しではあるが結びついている。ただ、幽霊が存在するという考えかたと神が存在するという考え方の混在していることはたしかである。しかし、このアニメでは両方ともユニークな存在として捉えられていてるので、楽しく見ることができる。
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