仲間との絆の深さがよくわかる
さすが尾田さん!
今回の映画が初の尾田さん自らストーリーを書いたってだけあって面白かったですね。今までのも面白くなかったわけじゃないけど、どこかワンピースの世界観がいまいち出ていなかった気がするんですよ。でも今回のはそんなこと全然なかったし、ストーリーの内容的にも私はこれが今までで一番好きだと間違いなく言えますね。なんていうか構成がうまいんですよね。起承転結がしっかりしているっていうか、誰よりも麦わらの一味のことを愛しているんだっていうのが分かる構成になっていたと思います。というか全てにおいて尾田さんワールドが強い作品だと思いましたね。尾田さんが総監督をやったっていうだけで映画館に行ってまで見にいっちゃいましたしね。それにいつもなら映画だけのオリジナルだから本編とかとは全くかかわりのないキャラクターとかなのに今回はその前からシキの存在がほのめかされてましたからね。きっとそういうところでも今までとは違ったからより新鮮だったんだと思います。
ナミのヒロイン感が半端ない
これは完全にナミがヒロインだってことを強調していく作品だったと思いますね。まぁ、でも海賊からしたらこれだけ天気を細かく正確に把握できる航海士だったら喉から手が出るほどほしい人材だとは思うんですよね。それに可愛いし(笑)今回はナミがメインでストーリーが構成されていたと思います。ナミがさらわれたことに対しての一味のみんなの激昂ぶりがすさまじかったですね。でもそれだけ仲間のことを大事に思っているんだってことが伝わって来てナミが羨ましくなりました。それにナミが敵に寝返ったのも仲間を思ってのことだったんだと思うとどれだけ深い絆で結ばれているのかがよくわかりますよね。ナミも変わったと思います。前までだったら人との絆なんて・・・くらいに思ってたはずなのに今では仲間のために自らを犠牲にしようとまでしてますからね。ルフィとの出会いはそれだけ大きかったってことなんですね。そして今回はナミが録音した内容がキーになってましたね。最初の方を聞いた時もナミが本気で言っているっていう感じは全くありませんでしたし、何か理由があるんだってことは一目瞭然でしたから。だから最後の最後に録音を最後まで聞いた時にはやっぱりナミは麦わら一味のことを信じていたんだっていうことがよくわかりましたね。でも今までで一番ナミが出てきていたので、私的にはナミが一番好きなキャラなので、もう大満足でしたね。自分の危険を顧みず内側から敵を倒そうとしているナミ、かっこよかったですね。ダフトにかかりながらも一生懸命になっている姿には心打たれましたね。
ビリーが可愛い
今回出てくるビリーはほんと可愛いかったですね。常に鼻水たらしている所が何とも言えない(笑)それに電撃を放つっていうのがいざという時に頼りになる感じがして頼もしいなとも思いましたしね。そしてなによりちょっと大きいっていうか、人を乗せてもいいくらいの大きさってなかなかないですもん。シキたちの薬の影響で生まれた存在だとしてもこんなに優しい子は珍しいというか逆に何でこんな優しい性格のままで育ったのか謎ですよね。ある意味奇跡なんじゃないかと思いますよ。最後のシキとの戦いでは大活躍してましたし、フワフワの実の能力者のシキとの戦闘には重要な空中戦をアシストしてくれる存在だったと思います。
シキがほんとにクレイジー
両足切って脱獄できるくらいならもっと早く脱獄してればいいのにって思ったのは私だけなんでしょうか。なんでもっと早くそれに気づかなかったのかが謎でしたね。それに自分の愛刀を義足代わりにするっていうのもなかなか不思議だなと思いましたけどね。痛いとかの次元よりもあれでよく歩けたなと思いました。でも自分の能力を使えばそれもできないことじゃないかもしれないですね。ちょっと浮かせられれば普通に歩こうと思えば歩けますしね。今まで見た作品のラスボスの中でシキが一番ギャップが激しいキャラだなと思いましたね。なんていうか中の人の竹中さんの要素がちょっぴり入っているというか普段がおちゃらけている感じなんか竹中さんそのものだなと思いました(笑)でもさすがに戦うとなるとやっぱり強いなと思いましたね。自分は何もやらなくても物を浮かせて操れば済む話ですからね。自分自身では何もしなくても済むなんてこんな楽な戦い方はないと思いますよ。でもロジャーは死んじゃったのに同じくらいの脅威だったシキが処刑されなかったのも不思議でしたね。インペルダウンで捕まっていただけなんて世界政府も何を考えているのかわかりませんね。きっとインペルダウンにいれば何も心配はいらないと思ったんでしょう。ちょっと考え方の甘さが出ちゃった感じありましたね。シキもなんだかんだでロジャーのことを認めていたというかお互いにいいライバル関係にあったからこそ彼の死を受け入れられなかったんでしょうね。それにしても伝説とまで謳われた大海賊のシキを倒したルフィの強さは尋常じゃないですね。パワーアップしたからって勝っちゃってよかったんですかね(笑)
もはや歴史を変えるくらいの戦いっていってもいいくらいなんじゃないでしょうかね。だってあのロジャーや白ひげと肩を並べるくらいの強さを持っている相手ですからね!そんな相手に苦戦を強いられながらもひとりで倒したルフィの成長具合が半端じゃないなと思いましたね。まさに海賊王も夢じゃないなと思った瞬間でしたね。
皆の見せ場が…
何となく今回の映画はそれぞれピンでの活躍ってあんまりなかったような気がするんですよね。最初は1人だったけど、2人とかで戦うっていうのが多かった気がします。どことなく今回はそれぞれの見せ場をあまり作ってないんだなって思いましたね。でもその代わりコンビネーション的なものは多かった気がします。いつも仲の悪いサンジとゾロが共闘してましたからね。その点からいくと今までにない戦闘シーンだったと思います。チョッパーとウソップが一緒っていうのはなんか納得できましたね。この2人は相性抜群だと思うんですよ。ウソップのウソを真に受けるチョッパーが可愛いのなんのって。この2人の組み合わせはどことなく癒しというか笑えるところだと思うんですよね。戦闘だっていうのに笑えちゃうのが不思議でしたね(笑)というか私的にいつも思うのはフランキーとロビンって好き同士なんですかね。何となく戦うってなったらこの2人で一緒に戦うのが多い気がするんですよね。ロビンも何かあったらフランキーを頼りにしている節がありますしね。フランキーってほかの仲間のことは普通に呼ぶけど、ロビンのことはニコ・ロビンってフルネームで呼んでる気がするんですよね。そこにも特別感を感じるのは私だけなんでしょうか。一味の中でカップル誕生かって思っちゃいましたね。でもこの2人だったらお似合いかなとも思うんですよね。それが気になっちゃってみるところがそこメインになっちゃって少年漫画なのに恋愛要素を探しちゃう自分がいるんですよ(笑)特に映画となると絡みが濃くなるから余計にそれが気になっちゃうんですよね。尾田さんもこの2人をくっつけようとしているんですかね。どことなくそこを意識している感じがあるのは気のせいなんでしょうかね?あとはルフィとナミもなんだかんだ言って仲間以上の感情がある気がするんですよねー。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)