今までにないディズニー映画
ディズニーらしい脚本
雪の女王っていうと私の知っている中ではものすごく冷たい人で周りに人なんて全くいなくて雪と氷の世界で孤独な人っていうのがイメージだったし、実際他の作品とか見てもだいたいそういう感じで描かれていることが多かったような気がします。だから今回の映画はディズニーらしく子どもたちにもわかりやすいようにオブラートに包んだ感があったように思います。ストーリーも私の知っているものとは全然違ってディズニーオリジナルのシナリオになっていたんですけど、こっちの雪の女王の方が私的には好きですね。どこか温かみがある世界観だったので、ちょっとイメージが変わりました。雪の女王もきっと孤独を感じていて寂しかったんじゃないかなとも思えるんですよね。きっとエルザと同じように自分の周りにいたら傷つけてしまうっていう恐怖から逃げていつの間にか一人でいることが当たり前みたいになっていたんじゃないかなって思うとちょっと切ない気持ちになりますね。エルサの場合はアナっていう妹の存在が救いになっていたので、そこはいいなと思いました。
姉思いのアナの健気さがいい
ほんとアナはお姉さん思いだと思いますよ。小さいころからずっとエルサのことが大好きなんですね。だからエルサが急に距離を置いた時もものすごく寂しかったと思います。アナ自体天真爛漫な性格だから自然と周りに人が集まってくるんですよね。エルサとは対照的な子だと思います。エルサはどちらかというと周りのことを考えるけど、考えすぎて臆病になりがちなところがありますからね。その分王族の人間としてはみんなのことを考えているっていうところから言うといい女王になると思いますけどね。でもアナはほんと健気だと思いますよ。ずっと殻に閉じこもっているエルサのことを待ち続けてましたからね。みんなに力のことが知られて逃げ出した時も連れ戻そうと一人でエルサを迎えに行ったりして。そこまで人のために何かできるのってすごいと思うんですよ。普通あんな風に人にはない力を見たらいくら家族でもちょっと戸惑いとかあるだろうし、いなくなっても追いかけるか迷うと思うんですよ。でもアナはそんなことなく真っ先にエルサのところへ向かいましたね。ここまで姉思いのキャラクターが今までいたでしょうか。少なくともディズニー映画の中では初めてなんじゃないかなって思いますね。
歌が耳に残りやすい
アナ雪の歌はほんとにどれも頭に残りやすいものばかりでしたね。リズミカルでアナとエルサで曲調がしっかり分けられているのもいいと思いました。アナの時はすごいテンポがよくて穴の元気いっぱいな感じが伝わってくるし、エルサの時は静かでどこか寂しそうな感じのメロディでエルサの孤独な感じが伝わってきました。あとはなんせカラオケでも歌いやすいってとこですね(笑)子ども向けっていうのもあってそこまで難しくないので、個人的にカラオケでも結構歌っちゃってます。特に「雪だるまつくろう」は一番好きですね。アナが小さいときと成長するにつれて声もメロディも変わっていくのがすごく好きで、映像付きで見るととっても可愛らしいので動画でずっと見れちゃいます(笑)
ディズニーのミュージカルアニメーションの中でも一番歌が覚えやすい作品でもあったんじゃないかなって感じました。特に子どもたちの歌いやすい仕上がりになっていたと思います。
恋愛要素も忘れてない
子ども向けとは言いつつも、大人も見ているということを忘れてないのがさすがディズニーって感じですね。なんてったって恋愛要素もちょこっといれてくれましたから。私的にアナはハンスと最初くっつくのかなと思ってたんですけどね。お似合いっちゃお似合いだなって思ったので、でもクリストフの登場でちょっと私の中でざわつきましたね(笑)どっちでもありはありだなって思ったんです。ハンスとくっついてもクリストフとくっついてもどっちもお似合いではあるなと思ったので。でもハンスがちょっと悪な感じだったので、もうその時点でクリストフ一択でしたね。まさかハンスがあんなに性格悪いキャラだとは思いませんでしたよ。計算高い男の人ってほんと嫌いです。せっかくクリストフが連れて行ったのに途端に態度変わるとかもうほんと一気に好感度下がりましたね。でもここもディズニーらしいと言えばらしいですよね。魔法を解くためには「真実の愛」の力が必要だなんて。物凄いドラマチックというかロマンチックというか。やっぱり夢を見させてくれるのがいいところですよね。それにトロールたちが言っていたのはきっとクリストフに向けて言っていたんじゃないかと思うんですよね。彼が穴に対して抱いている気持ちをもうすでに見抜いていたんじゃないかと思います。だからこそ鼓舞する意味で言ったんじゃないかな~。まぁ、最終的に二人がくっついてくれたので安心は安心ですね。ただクリストフは間違いなくアナの尻に敷かれること間違いないですね(笑)そしてエルサに対しても頭が上がらないと思うので、ちょっと肩身の狭い思いをすることになりそうだなって考えるとがんばれ!クリストフって応援したくなりますね。基本的にディズニー映画の男キャラって尻に敷かれがちな傾向にあると思うのは私だけなんでしょうか。なんかどことなく女性の方が強い印象があるんですよね。これはあえてそうしているのか結果的にそうなっているのか分かりませんが、今の社会状況を物語ってる気がします。今は女性の方が強いって言いますからね(笑)
サブキャラクターが可愛い
やーもうなんせオラフとスヴェンが可愛くて可愛くてしょうがないですね。特にスヴェンが好きでもっと出てきてほしかった気持ちです。クリストフとの二人のやり取りは見ていてほんと微笑ましいというかなんというか。動物と人とは思えないくらい通じ合っている関係が羨ましかったですね。トナカイだけどどこか人間味があるというか。クリストフの相棒にふさわしい子だと思います。時にはクリストフの尻を叩くようなお兄ちゃん的な存在にもなってましたしね。オラフに関してはほんと狙ったなって思いましたね。完全にアナ雪のマスコットキャラクター決定じゃないですか(笑)あれはずるいですよ。見た目も可愛いけどキャラクター性もなかなかいいと思います。冬にしか存在できないからこそ夏に対してあこがれを持つっていうのもわからなくはないですね。私的に字幕版じゃなくて吹き替え版のオラフの方が好きなんですよ。ピエール瀧さんが声を当ててらっしゃったんですけど、もうオラフのキャラにぴったりで。どこかのほほんとした口調でたまに毒吐く感じとか最高でしたね。間延びした感じのしゃべり方がほんともうドンピシャでした(笑)あとはクリストフのことをずっとスヴェンだと思ってた辺りも可愛いですよね。どこからどうそう勘違いしたのかはわかりませんが、そこもまたオラフらしくて可愛らしいですよね。最終的にはちゃんと名前と顔一致してましたし。エルサのおかげで夏でもずっといられるだろうし、ずっとあこがれていた夏を過ごすことができるのは彼にとって最高のプレゼントになるんでしょうね。それにエルサやアナにとっても二人で作った思い出の雪だるまだからよりオラフは大切な存在になっていると思います。これからもみんなで仲良く暮らしていってほしいものですね。きっと毎日にぎやかで楽しいこと間違いないと思います。
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