筆休め作品の一つ - ロック・リーの青春フルパワー忍伝の感想

理解が深まる漫画レビューサイト

漫画レビュー数 3,136件

ロック・リーの青春フルパワー忍伝

3.253.25
画力
4.00
ストーリー
3.00
キャラクター
3.25
設定
2.75
演出
2.50
感想数
2
読んだ人
2

筆休め作品の一つ

2.02.0
画力
3.0
ストーリー
2.0
キャラクター
1.5
設定
1.5
演出
2.0

目次

どこがフルパワーなのかまったくわからない

この作品の中の主人公の行動はあらかた変わってはいないのだが、一回一回のオチが浅くてしょーもない終わり方しかしないところで、あまりギャグセンも低めの漫画であると言える。漫画ってやっぱり面白くなければ著者がいくら有名な方であっても人気は上がらない。こっちの求めているものを向こう側が書いてくれるかどうかもわからず、相手の求めているものを上手く伝えることができなければ売れない漫画家になってしまう。だからこの作品は作者の筆休め作品の一つと捉えてよいと言える。この作品の中メインキャラクターの行動が全然フルパワーと思わせる行動に捉えることができない。フルパワーって全力でものごとにぶつかっていくことであるから、ギャグセンを求めて作った作品故に真剣味というものがまったく伝わってこない。どちらの性質を殺してしまうことになってしまっている作品だからフルパワーなんて感じは一切伝わってこない。

学べることが一つもない低レベルの漫画

漫画って何かを学べることが大切だと言える。なぜならばギャグセン高めの作品でもこういう話し方や身振りや手振りを加えることによって、人に面白さというものを提供することができると学べ、真剣味のある作品からは、そこに登場してくるキャラクターの台詞の中に名台詞が含まれていて、それってこれはこういうものなんだと目から鱗のような発想も出てきたりして、そこから自然と感動というものが生まれて作品の価値というものが見出されてくるものなんだと言える。漫画って学べることがあるからこそそこから読んでる人に影響を与えよい方向に変えてくれるものでもあるし、何かの指針になってたりするときだってあったりして、漫画からどういう世界が個々に生まれるのかよく考えて書いて欲しい。

作者の伝えたいことがこの漫画ではよくわからない

作品の中で作者が伝えたいことが書いてあってこそ、よい漫画と言える。なぜならば作者の考え方から人生の中に取り入れることのできるものがあり、それが自分や周りの人々の役に立つ可能性がある。自分の心を慰めてくれるだけでなく、周りの雰囲気をも変えることができる力を貰えたりもする。どんな作品だってしっかり作者伝えたいことが入れば、それは魂から魂へ伝わる一級品であると私は思う。人の人気なんていうものは獲得していかねばならないからとても面倒くさいものであるが、それだけ考えず作品を作ってもらいたい。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

主人公は“努力の天才”ロック・リー!

「NARUTO-ナルト-」のスピンオフ。主人公はロック・リー!「NARUTO-ナルト-」のスピンオフ作品である本作は、タイトルの通り主役はロック・リー。デフォルメされたキャラクターが登場するガイ班(ガイ、リー、ネジ、テンテン)中心のギャグ漫画です。最強ジャンプという小学生男児向け雑誌で連載されておりました。ロック・リーは本編でも十分濃いキャラですが、ついに主人公になってしまいましたね…!2012年4月~2013年3月には単体作品でアニメにもなり、ゲームまで出ています。私もアニメのDVDやゲームを買う程に好きなんですが、スピンオフでここまで展開できたのはロック・リーが読者に愛されている証拠ではないでしょうか。キャラの魅力をフルパワーに発揮!この漫画の魅力と言えばSD化されたキャラクター達です。本編とは違った外見で表情もコロコロ変わって可愛いですよね。そしてキャラ崩壊!基本的な設定は本編と変わらないのに、突然ぶっ飛んだネタ...この感想を読む

4.54.5
  • 安倍川安倍川
  • 114view
  • 1981文字
PICKUP

関連するタグ

ロック・リーの青春フルパワー忍伝を読んだ人はこんな漫画も読んでいます

ロック・リーの青春フルパワー忍伝が好きな人におすすめの漫画

ページの先頭へ