筆休め作品の一つ
どこがフルパワーなのかまったくわからない
この作品の中の主人公の行動はあらかた変わってはいないのだが、一回一回のオチが浅くてしょーもない終わり方しかしないところで、あまりギャグセンも低めの漫画であると言える。漫画ってやっぱり面白くなければ著者がいくら有名な方であっても人気は上がらない。こっちの求めているものを向こう側が書いてくれるかどうかもわからず、相手の求めているものを上手く伝えることができなければ売れない漫画家になってしまう。だからこの作品は作者の筆休め作品の一つと捉えてよいと言える。この作品の中メインキャラクターの行動が全然フルパワーと思わせる行動に捉えることができない。フルパワーって全力でものごとにぶつかっていくことであるから、ギャグセンを求めて作った作品故に真剣味というものがまったく伝わってこない。どちらの性質を殺してしまうことになってしまっている作品だからフルパワーなんて感じは一切伝わってこない。
学べることが一つもない低レベルの漫画
漫画って何かを学べることが大切だと言える。なぜならばギャグセン高めの作品でもこういう話し方や身振りや手振りを加えることによって、人に面白さというものを提供することができると学べ、真剣味のある作品からは、そこに登場してくるキャラクターの台詞の中に名台詞が含まれていて、それってこれはこういうものなんだと目から鱗のような発想も出てきたりして、そこから自然と感動というものが生まれて作品の価値というものが見出されてくるものなんだと言える。漫画って学べることがあるからこそそこから読んでる人に影響を与えよい方向に変えてくれるものでもあるし、何かの指針になってたりするときだってあったりして、漫画からどういう世界が個々に生まれるのかよく考えて書いて欲しい。
作者の伝えたいことがこの漫画ではよくわからない
作品の中で作者が伝えたいことが書いてあってこそ、よい漫画と言える。なぜならば作者の考え方から人生の中に取り入れることのできるものがあり、それが自分や周りの人々の役に立つ可能性がある。自分の心を慰めてくれるだけでなく、周りの雰囲気をも変えることができる力を貰えたりもする。どんな作品だってしっかり作者伝えたいことが入れば、それは魂から魂へ伝わる一級品であると私は思う。人の人気なんていうものは獲得していかねばならないからとても面倒くさいものであるが、それだけ考えず作品を作ってもらいたい。
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