自分と向き合うということ
主人公に共感できない
正直言って主人公には共感できる部分が少なかったです。結局前の夫のことが好きなのか、前の彼氏が好きなのか最後の方まではっきりしていませんでしたしね。最後にフェリペをまさか選ぶなんて思ってもみませんでした。子供じゃないのにふらふらしている自己中心的な女性にみえてしまってすごく残念。結局リズは自分を愛してる人にくっついていってるだけじゃないのかなって思ってしまいました。テーマは自分の内面と向き合うことなんだろうけど、この主人公の性格とくに日本では共感は得られにくいと思いましたね。高校生ぐらいの年齢でしたらまだわかりますが、いい大人の恋愛とみるとすごく微妙。映画にとって主人公はやはり顔ですから、せめて共感できる性格にしてほしかったですね。最後のフェリペと船で行くと決めたのが主人公の心情を表してはいるとは思うのですが、個人的には前の夫の元へ戻ってほしかったな。
街並みが綺麗だ
リズはいろんな国を旅するので、その街ならではのことを映画ろ通して目で楽しむことができました。イタリアの街は本当に綺麗でおしゃれな感じでした。あと確かにイタリアの人ってジェスチャーで感情表現をけっこうしてるなっていう発見もありましたね。オーバーリアクションとはそれはまた違うなそうえいばって再認識しました。またインドでは結婚式の様子が描かれていましたね。インドなどまだ親が決め本人同士結婚の当日まで相手が誰かわからないっといったことがまだけっこうあるそうですね。でもインドの結婚式って本当に華やかだなって思います。サリーや装飾が本当に綺麗なんですよね。実際はもっと質素な結婚式もあるかもしれませんが、すごく素敵だと思います。
もう少し食がみたかった
タイトルにもなっている食の部分をもっとみたかったですね。もちろん食べているシーンはたくさんあるのですが、主人公がよく食べる人ってだけになっていたような気がします。せっかくいろんな国へ旅する話なんだからもっとどんな料理がその国にはあるのか、そういう食文化をもっとみたかったなって思います。この映画って設定はわりと面白いとは思うんですがところどころ惜しいんですよね。だからストーリーは追えるけどなんか頭に入ってきませんでした。たぶんそれは最後まで脚本が平坦だからだと思うんですよ。こう思わずこちらがぐっと入り込める展開がないんですね。だからいつまでたってもこちらは傍観者みたいなそんな気持ちにさせられてしまいました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)