子ブタとクモとネズミの友情物語 - シャーロットのおくりものの感想

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子ブタとクモとネズミの友情物語

3.83.8
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
4.0

目次

動物がかわいい!

子ブタのウィルバーとクモのシャーロットの友情の物語。納屋で一緒に暮らす動物たちが本当にとてもかわいいのです。どこからどこまでが本物でどこからがCGなんだろうって思えるほどすごく動物達が自然です。私も実家が昔、養豚場の経営などをしていたので人間の都合も子ブタもこう思ってるんだろうなってどちらにも共感することができました。私は小さくてあまりそのときの記憶はないのですが、兄はやはり子ブタを出荷するときには泣いていたそうです。なのでファーンの気持ちもよくわかるんですよ。あれだけ可愛がっていた子ならなおさら家畜としてはみれないですからね。一番お気に入りの動物はカラスたちです!カラスって本来は賢い動物なんですが、この映画にでてくるカラスはちょっぴりまぬけで大変かわいらしかったです。カカシにびびっている姿は本当に面白かった!

ウィルバーとシャーロット

シャーロットはクモということもあって最初は納屋の仲間には入れてもらえていませんでした。でもウィルバーと友達となったことで納屋の動物たちとも仲良くなります。だからこそウィルバーが食べられないようにっと一生懸命人間たちにメッセージを送ります。ウィルバーはシャーロットが死んでしまう寸前まで気づいていなかったようですが、孤独であっただろうシャーロットにとってはものすごく嬉しいことだっただろうし今まの暮らしが本当に良い方向に変わったんだと思います。ウィルバーは子ブタでずっと皆にとっては赤ちゃんでした。でもシャーロットの死がきっかけで身体だけではなく心も成長したんだと思います。シャーロットの子供達に話しかける姿はもう赤ちゃんではなく、立派な大人なブタになっていたと思います。

影の救世主

この物語で一番頑張ったのではないでしょうか。ネズミのテンプルトンは身体を張ってものすごく頑張っていました。彼もまた納屋の動物たちとは友達ではありませんでしたが、ウィルバーを通して皆と仲良くなっていきます。残飯に釣られてはいますが、心の底ではとても感謝してるからこその行動だったのではないのかなって思っています。彼の文字探しにありがとうって言わなかったウィルバーに対してはもっと怒ってもいいとは思いましたが。あそこで喧嘩くるのかな?って思ったらまさかの普段と一緒で残飯に釣られてましたね(笑)テンプルトンらしさもそうですが、ネチネチと言わないところがすごくよかったです。

ファーンの恋

いわばウィルバーのママ的存在のファーンちゃん。彼女がいたからこそウィルバーは生きることができました!でも動物とばかりいて人間の友達ができないことにママは悩んでいたようですが、ちゃんとできましたね。しかもお互いちょっと観覧車で手があたって意識している感じがして、これは甘酸っぱい初恋かな?ってちょっときゅんってしてしまいました。先生もそうですがこの映画は動物だけではなく、人間の描写もしっかりしてるのでとても好感がもてました。

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