高校生の男女が繰り広げる恋愛ストーリー
高校生に戻りたくなる作品
高校生活は部活や恋愛、勉強、バイトなどなど、色んな事ができるようになる時代ですし、皆さんも少なからず恋愛にも投じた時間はあったと思います。そんな時代を思い出してくれる作品になっております。残念なのが時代背景的なものが昭和60年生まれ以降ではないと少し理解に苦しむ展開が多いことが少し残念ですが、昭和60年以降の生まれの方には、引き込まれる展開が多く、ピュアな恋をしたくなります。キュン、キュンするシーンも多く女子はある程度覚悟して読む必要があると思います。読む手が止まらなくなります。
主要男女8人のキャラ設定がおもしろい
主人公羽柴夏樹が草食系男子の代表作ではないかと思うほど、完璧な草食系男子。なっちゃんと呼ばれクールビュティーな小早川杏奈に一目ぼれし、気持ち寄せ様々な努力で距離を縮めていく演出が絶妙で目が離せません。草食系ならではの歯がゆいシーンが多いので引き込まれていきます。しかし初めてのキスシーンは悶えます。
松永智也が女子好きな女たらしでチャラい男。通称まっつん。しかし、初めて好きな人、男嫌いでヤンデレ筒井マリに好意を抱くようになります。可愛いと思い一目がつかないところでする壁ドン、キスがきっかけで初めて好きという感情にとらわれるようになります。その瞬間から不器用でかわいい一面が出てくるイケメンです。
片倉恵一はとにかくモテモテなのだが、ドSキャラ。高校生では考えられないかもしれないが常にムチを持っているという変態。しかし、友達思いで空気を読むのにたけ、いつも自分を勘違いして理解する異性が多いと弱音を吐く可愛い一面もあります。松永智也の妹、松永希美に好意をもたれ、展開が面白くなってきています。あだ名はけいちゃん。
直江剛は唯一彼女が序盤からいる設定で、クールでイケメン、4人の中で唯一の頭脳派。あだ名はつゆぽん、彼女であるオタクでコスプレ好きな浅井幸子からはつよぽんぬとも呼ばれている、四人の中で唯一のオタクであまり空気を読んだりしないが、たまの発言が的を得たことをいうちょっとミステリアス秀才イケメンです。
男女別にシナリオがある
なかなか異例な事ですが、本編は虹色デイズとして男女様々な視点からストーリーが展開され、特に恋愛を主なテーマにして学校生活が繰り広げられていきます。番外編として収録されており、男4人側の視点に重きを置いた虹色日和というものが存在し、女性側の視点を主に描いたものがRainbow Girlというものが存在しています。どちらも魅力的で本編を読んだあとに気になるなら読んでみるとまた本編をまた読み直したくなります。
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