誰もが心温まる場所 - フルーツバスケットの感想

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漫画レビュー数 3,136件

フルーツバスケット

4.354.35
画力
3.58
ストーリー
4.25
キャラクター
4.63
設定
4.02
演出
4.08
感想数
4
読んだ人
13

誰もが心温まる場所

4.04.0
画力
2.5
ストーリー
4.0
キャラクター
4.0
設定
3.0
演出
3.0

目次

両親の大切さ

私が中学生の時、考え方が優しくなれたのはこのフルーツバスケットという漫画がなければなかったと思います。人と人との繋がりを大切にしていきたいと感じたのもこの漫画のおかげです。私は人に対してとても冷たくしてきました。それは両親に対して1番ひどかったかもしれません。どうしても素直になれず、いつもイライラしていました。そんな時友人にこのフルーツバスケットという漫画を借りて読みました。主人公である本田透は両親がいないけれど賢明に生活をしてバイトと学校を両立しているところから物語は始まります。透は母から伝えられてきた言葉たちを大切にしてきました。そんな彼女をみて、親がいることのありがたさや、自分がどれだけ子どもだったかを気付かされました。また、透は母親が事故にあう前日にいってらっしゃいと声をかけられなかったことを後悔していました。私はその当時、両親からの挨拶にも無視をしていました。けれど、その透の気持ちになると今の自分はどれだけ贅沢なのか、もっと自分の周りに優しくなれたらいいのにと感じ、自分自身の性格を見直すことができました。そこから私は両親に少しずつ優しくなれたような気がします。

弱さの中にある光をみつけた

この漫画は異性に抱きつかれると十二支に変身してしまうというお話です。十二支なので登場人物が多いのですが、その登場人物の多くは自分の過去や今の自分に対して悩みを抱えています。どうすることもない悩みをずっと抱えて生きているのは現実も同じです。その中で私が1番心打たれたのは、寅に変身してしまう女の子、きさです。彼女は学校でいじめにあっています。そんな彼女はいじめが原因で声が出なくなってしまいます。私はいじめられた経験はありません。けれどそれを想像すると胸が痛くなります。どんなに辛いことなのだろうと漫画を読むだけでも辛くなりました。そんな彼女に草麻由希が言うのです。立ち向かっていこう。大切なのは弱さ故の向上心であると。私はその言葉が見た瞬間から大好きになりました。確かにみんな弱さがある。それをないものにすることはできないけれど、その弱さの中にある小さな前向きな気持ちがきっと大切なことなのだと実感しました。私は今でも現実で辛いときがあれば、この言葉を呪文のように唱えています。人を勇気づけるのは誰かの愛なのだなと思いました。

支えあいの大切さ

主人公の透は登場人物の硬くなってしまった心をほぐしていきます。そんな彼女でも元気がなくなってしまう時、弱気になってしまう時があります。そんな時に励ましてくれるのは彼女から勇気や元気をもらった人たちでした。草麻夾は本田透に、弱音をはいていい、甘えてもいいと言います。彼女にとってどんなに嬉しい言葉だったでしょう。両親がいなくなり頼れるものは自分だけともしかしたら心どこかで思っていたかもしれない彼女に、その言葉はきっと励みにもなり、安らげる言葉になったと思います。どんなに頑張っている人であっても辛いとき支えてくれる人は必要なのだと思いました。そしてそんな人物に私もなりたいと感じた瞬間でした。

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ギネス認定の少女漫画『フルーツバスケット』

少女漫画屈指の名作『フルーツバスケット』『フルーツバスケット』は、少女漫画誌『花とゆめ』に連載されていた漫画である。同時期には『闇の末裔』『スキップビート』『花ざかりの君たちへ』が連載されており、ティーン向けの少女漫画誌としてはかなり人気があった。中高生をメインターゲットにしていることもあり、小学生向けの少女漫画誌に比べ様々なテーマ・内容の連載漫画がある『花とゆめ』だが、そのなかでも『フルーツバスケット』は屈指の人気を誇っていた。それは少女漫画でありながら1600万部を売り上げ、もっとも売れた少女漫画としてギネスブックに載ったことからも証明されている。刊行数に違わず、『フルーツバスケット』を屈指の名作と考える人も多い。少女漫画という枠組みを超え、漫画全体の中でも『フルーツバスケット』は名作の誉れが高く、人生に影響を与えた作品とまで公言する人もいるほどだ。では、『フルーツバスケット』の一...この感想を読む

4.04.0
  • すらりすらり
  • 1588view
  • 2040文字
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好きなキャラがきっとみつかる

というか、自分の干支はこの人かぁって、私の場合は巳年なんであやめ君かぁって。あやめ君でてきたときはちょーっとワクワクしちゃうんだよねーあんなに自由にずうずうしく言えてでも何となく場を和ませちゃうなんて!あの登場した時のセリフは何故だか声に出して読んじゃう私w弟思いだしねーんで1番好きなキャラはんー花ちゃんかな\(^o^)/12支関係ねぇwwいやね、花ちゃんならあきとにも立ち向かえると思うのよねー透を守るためにさっ‼︎みんな高校生なのに悟ってんだよなぁ。この漫画は必ず泣く‼︎みんな陰な部分を持った話だからか、言ってることかさ、セリフがさなんか人生とか人付き合いとか悟った言い方されててこの漫画読んだとき学生だったんだけど、複雑な思春期の心にはグッとくるのよね〜。漫画に入り込んで私のことも全てを受け入れてくれるかのような、だめなところも認めてくれるような、拝みたくなるようなマンガかな。諭されたいみたいな...この感想を読む

4.94.9
  • さかおさかお
  • 104view
  • 521文字

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