人には理由がある、それだけで真の正義など存在しない。
梧桐勢十郎
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明稜帝梧桐勢十郎は1997年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載されていた、かずはじめによる学園バトル漫画である。単行本は全10巻からとなっている。生徒数が約5000人のマンモス校を舞台に、学園において非常に強い権力を持つ生徒会の会長である梧桐勢十郎と、生徒会役員の気弱でいじめられっ子の転校生、書記の青木速太(あおきはやた)と幼馴染で生徒会の紅一点、副会長の伊織香澄(いおりかすみ)、アメリカ大企業アメリカンローヤー・カンパニーの社長の息子であるクリフォード・ローヤー、高校入学前にハーバード大学を卒業しているという会計の恵比須理平(えびすりへい)の5人からなる生徒会役員達と教師や全校生徒を巻き込んだ学園での日々の騒動や事件の解決、生徒会での友情。 そして次々と梧桐勢十郎の前に現れる明稜四天王と呼ばれる強者達と、空手、柔道、古武術、剣道などの武術を盛り込んだ梧桐勢十郎の激しいバトルが見どころの作品である。
わくわくしながら読んだ記憶があります。王道少年漫画ですが、絵が割と繊細なところが好きでした。梧桐の傍若無人な振る舞いの奥にある、器の広い優しさは、もしかしたら少年よりも女の子に受けるのかも知れないとも思います。遭難した時の話なんかにはわかりやすく現れてました。漢気溢れるカッコよさともとれますが、時々姫を守るナイトの様に見えました(笑)破天荒な梧桐のキャラがよく立っていて、四天王それぞれの性格によって変わってくる関係性がなんだかとても好きだった記憶があります(美幸ちゃんには強く出れないとことか)。それぞれの性格に合わせたそれぞれの扱い方というか、心への踏み込み方を把握している梧桐は正に明棱帝だなぁと(笑)本当の優しさっていうのは、優し過ぎて分かりづらい、優しくしてると感じさせない優しさだよなぁと、当時学生だった私でもちょっと考えさせられたりもしました。そして本当の強さってのはそういう優しさのこ...この感想を読む
よみがな:ごとう せいじゅうろう ニックネーム:伊織とクリフからは「セージ」と呼ばれる。明稜高校の生徒たちからは「明稜帝」と呼ばれる。 年齢(作品時):17歳 性別:男性 国籍:日本 所属:明稜高校第26代目生徒会長を務め、普通科2年1組に所属している 性格:表面上は頭脳明晰・学業優秀・運動神経抜群で教師...
よみがな:いおりかすみ 性別:女性 国籍:日本 所属:明稜高校生徒会 性格:聡明で寡黙 特徴:美人 物語上での目的:勢十郎の良き理解者 トラウマ:幼いころに母を亡くしている 成績:常にトップ 身体能力:非常に高い
梧桐勢十郎
明稜高校には、明稜帝である梧桐勢十郎をトップに四天王という人がおり、これは、四天王の一人と戦った時のセリフ。 自転車を盗むなど自分の正義に反する行為を行った人間に対して、暴力を振るう四天王に言ったセリフ。