長い物語のプロローグ
まず深行くんがかっこいい!
こんな転校生が来たら…って憧れる
理想のヒーロー!
子どもの頃ボール当ててきたのだって
二人きりの時の嫌な感じの態度だって
ずっと泉水子を気にしてんじゃないの~?
って思っちゃって全然気にならない!
逆にこんなにかっこいいのに
泉水子は何を嫌がってるの?って感じ。笑
そして態度悪かったくせに
修学旅行で助けてくれるとこなんて
もうきゅんきゅんしちゃう。
アニメや漫画にもなってるらしくて
ちらりと表紙をみたけど
深行は思った通りのかっこよさ!
そして下僕ってところにくらっときちゃいますね
ただ長さの割りにこの巻は
プロローグ的な話でしかないから
早く二人の関係を進めて欲しくて
次を読みたくなります。
山伏?姫神?なんじゃそりゃ
現代舞台なのに勾玉シリーズより
ちょっと読みにくい!
違和感なく異形を現代に登場させるのって
難しいみたい。
前髪を切ったら封印が解けたとか
車のトランクに錫杖が入ってるとか
サイバー問題とか…うーんって感じ。
個人的には泉水子の姫神とか
この後出てくる真響の忍とかは
なんとなく想像つくけど
深行の山伏っていうのが想像しにくいかな~
山伏って胡散臭いおじさんで高下駄を履いて
山にいるって思ってるの私だけかな?笑
そしてクラスメイトの和宮が
ほんとは泉水子にしか見えてなかった
っていうところはちょっとわくわくしたけど
泉水子の中身を形どった?とか
この先も泉水子を見守る…とか
ちょっと分かりにくい
いっそこいつは悪者で泉水子を狙ってた話で
やっつけておしまいでよかったんじゃないかな~
なんとなくもやっとしました。
これは泉水子のシンデレラストーリー
冴えない眼鏡でお下げの中学生が
ほんとはすごい力があって
イケメンのおじさんにヘリで迎えにこられたり
イケメンの転校生と同居したり…
完全に女子好みのお話。
でも他と違うのは泉水子が最後まで
臆病で怖がりで控えめだってとこ。
私ならもっとうまくやるのに~っていう
もどかしさもあるけど
読者に愛される主人公ではあると思います。
この巻で一番好きなのは下校中に和宮に襲われて
泉水子が凛とした対応をするところかなー。
最後の着物を羽織って姫神が憑依するところも
好きだけど…
いつもおどおどしてるからこそ
姫神が憑依したときの美しさは印象的ですね
雰囲気とかだいぶ違うけど
名木田恵子の『バレリーナ事件簿』と
似てるかも。
あとネーミングがすごく素敵。
泉水子とか紫子とか綺麗な名前で
子どもに付けたい!って思っちゃいました。笑
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)