ハートの鍵は心の鍵
魅力的な瞳
主人公の男の子の目が本当に綺麗な目で魅力的。そして音楽がとてもよかったです。冒頭部分からあっという間に物語にひきこまれました。また歯車がたくさん映像にもでてきるのがなんともロマンがありますね。こういう機械って大好きです。物語はヒューゴがノートを奪われてしまったことからはじまります。亡霊と呼ばれてノートに描かれていた機械人形ちょっと不気味でした。物語が進んでいくとわかるのですがあのノートは亡き父親が書いたものだったんですね。
この世は時間がすべてだ
……深い言葉です。無残にも灰になったと思われるノート(ここでもう手品師だったという伏線が!)あのおじいさんに何の関係があるのか考えるのはワクワクしました。でもこのおじいさんと会ったのをきっかけでおもちゃの修理の仕事をはじめます。このときもしかしたら、このおじいさんは良いひとなのではっと思いましたね。
公安官の本当の姿
公安官はむかつくけど子供のとのやりとりはなかなか面白い!公安官と花屋さんの恋は不器用で応援したくなりました。ヒューゴがスパナを天井の時計から落としたとき子供がケガするぞっていう言葉に、思ってたような人とは違うのかなって少し思いました。孤児院で育った方だったんですね……親がいない子を孤児院に連れて行っているのは愛情でもあったのかなっと思いました。ヒューゴの怪我も心配してましたしね。本当はとっても優しい人でした。
ハートの鍵から繋がる人びと
まさかハートの鍵をイザベラが持っているとは思わなかったです。機械仕掛けの人形が書き出したとき何を書くのかとワクワクしました。ちょっと人形もかわいらしかったですね。でもまさかおじいさんのサインを書くとは!ここからの謎解きもなかなか見ごたえがありました。タンスで証拠を探してるとき見つからないかとハラハラしてしまいました。でも紙が舞い上がるシーンは迫力がありすごかったです。機械にに不要な部品はない、世界が1つの大きな機械なら僕は必要な人間だ。ヒューゴのこの言葉にはハッとさせられましたね。とても良い名言だと思います。夢に夢を重ねるってよくありますよね。見つめている人形がとても印象的でした。まさかママが女優さんだったとは!衝撃でした(笑)たったひとつだけ残されていた映画はヒューゴと父親の思い出の映画だったのはなんとなく予想はできていましたが、色がついてるとはびっくりでした。この映画がきっかけで過去と向き合うことになったパパ。とても前進しましたね!過去の話を見ていると本当に才能ある芸術家だったことがわかります。時代が時代ですから、戦争によって人生が変わってしまったのが悲しいですね。世界一やさしい手品という言葉がとても素敵です。ハートの鍵はまさしく心の鍵になっていたと思います。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)