アニメ版は原作の魅力が満載
アニメ版から実写版ドラマ化までされた理由とドラマ化したタイミング
ぬーべーは、漫画からアニメ化されて今では実写版ドラマ化もされるなど幅広い年代の方に人気があるアニメです。妖怪がたくさん出てきて小学校の先生であるぬーべーとクラスの子供たちの間で巻き起こる不思議な事件を、ぬーべーが鬼の手を使い解明していくという楽しい内容です。ストーリーは、様々で毎回1話ごとに終わる仕組みになっているので子供からしてみれば見やすい形になっていると私は思いました。次回に続くと見忘れてしまったりすると子供は大変なことになり、ぐずり泣き出したりもしますから、1話ごとに終わるパターンが私は1番好きです。他でいうとドラえもんやちびまる子ちゃんも同様です。長く続く秘訣のような気もします。ぬーべーの実写版が決まった時、正直驚き、鬼の手や妖怪などどのように演じていくのかとても興味が湧きました。アニメを知っている人ならみんなそのような疑問を持つのではないかと感じていました。しかし、実際に見たところ鬼の手は素晴らしい出来でした。ぬーべーを演じた丸山隆平(関ジャニ∞)は、鬼の手を完璧に使いこなし、ぬーべーを演じていました。また鬼役をした坂上忍もメイクをし素晴らしい迫力のある鬼を演じていました。妖怪たちもそれぞれ個性にあった俳優が的確に設定されていて驚きました。実写版された当時アニメで”妖怪ウォッチ”というアニメが大変な人気を誇り、ぬーべーも妖怪が出てくるということで小学生の子供たちはぬーべーに興味を持ち実際に見ている子供がたくさんいたようです。実写版されたタイミングがかなり良かったのではないかと思いました。それを狙っての実写版ドラマ化だったのかは知りませんが、かなりの影響力はあったのではないでしょうか。ウチの子供たちも夜9時から始まるドラマぬーべーを眠たい目を擦りながら必死に見ていました。それでも眠ってしまった日は、録画して、次の日学校から帰ってきたらすぐに友達も一緒にぬーべーを見てゲラゲラ笑っていました。妖怪ブームに乗るようにドラマ化されてアニメに興味を持つ方も増えたと思います。ウチの子供たちは興味を持ち漫画を見たりアニメを見てみたりしていました。
アニメ版の良いところは、ドラマ版では出せないだろう迫力や恐ろしさだと思います。アニメ版では小学生でも怖いと思うような妖怪の姿やその背景が恐ろしく、きちんと映像化されているところが良い点だと思います。これこそがぬーべーの世界観だと思います。ドラマ版ではそこまで妖怪も怖くなくて見やすい形になっていると思いました。子供は、ドラマを見ている時、怖がったりしませんでしたがアニメの時は、結構怖がっていました。アニメで描かれた鬼の手や妖怪も1人1人が迫力があり、奇妙な気配を感じてしまうような妖怪ばかりでした。小さな子供にはアニメよりもドラマ版の方が合っていると思いました。アニメ版のぬーべーは何故ここまで恐ろしいのだろうか。漫画をそのまま表現したのだろう。作品にしては漫画のままだと怖いからアニメ版は少し内容を変えてみるというパターンが時々あります。何故このようにしなかったのかと考えてみましたが、やはりそれは、作者が視聴者側の事を考えていないと思われがちですが、それは違うと思います。作者は、ぬーべーそのものの世界観を変更することなくそのまま視聴者に見て知ってもらいたかったのだと思います。ぬーべーの大きく、恐ろしい世界観を1人でも多くの方に理解してもらえたらと考えたのではないでしょうか。
ありのままを描く描写であるアニメ版。
アニメ版ぬーべーの映像は、迫力と妖怪や当時人物の表情がかなりリアルに描かれていると感じました。少し和らげた顔の印象を作るよりもぬーべーのストーリーに合った表情を完璧にそのまま表現されていると感じました。もしそれが怖くて見れない子供がいればそれはそれで仕方ないという考えなのだと思います。私はそんな考えが好きなのでアニメ版ドラマ版もしっかり見ていました。
妖怪の存在さえも信じてしまうほど完璧な描写に驚きました。
ある事件を起こして逃げ回っていた犯罪者をぬーべーのクラスの生徒がたまたま発見してしまい、犯人に追いかけられて階段から突き落とされそうになったりする場面で、その犯人の表情、目つきは、アニメとは思えないくらい少女を睨み続けた顔が今でも頭から離れず怖いという気持ちが頭にずっとあります。ぬーべーを見ると現実?と思ってしまうくらい描写が本格的なので、恐ろしいです。妖怪の仕業と分かり妖怪がぬーべーを襲うシーンも迫力があり見ている側がハッとしてしまうくらいです。これだけの恐怖感をアニメで与えることが出来るぬーべーは、私にとってホラーをみているような気持ちにもさせます。そんなアニメ版ぬーべーですから大人の私も真剣に妖怪という未知の存在にもかかわらず、見入ってしまうのだろうと思いました。
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