親子で料理を学ぼう、小学生認知度85%！の料理番組 - 味楽る！ミミカの感想

タイトルや名前に隠された楽しい表現力

NHK教育テレビで2006年から2009年まで3年間もの長い間放送されていた子供向けの料理番組です。タイトルがとても愉快でした。漢字を合わせて面白そうな印象のタイトルでした。味を楽しむと書いて、”味楽る！ミミカ”という発想が面白いと思いました。小さな子供には、分からない事ですが一緒に見ている親が見たら、楽しそうなタイトルだなと思うでしょう。私はそう思った1人です。子供はそこまで気にせずに見ていたと思いますが、楽しい番組でした。この他にも主人公の名前を美しい味、香り、と書いて”美味香”とよんだり、彼女が通う料理人を育てる学校の名前が、”味楽来学園”と書いてミラクルがくえんとよみます。

母からみても子供からみても必ず役に立つ番組

ミミカは、料理人になるために、味楽来学園に入学したお嬢様です。彼女が友達と一緒に料理を作り学びながら成長していくという内容です。番組中には沢山の料理の仕方が放送されていました。その日の夕飯にしようと思ったり、明日これを作ってみようと思ったり、親からしたらとても助かる内容でした。日常生活の中で欠かせない食事という面で、毎日メニューを考えなければならない母親にはかなり有り難い番組でした。放送時間も丁度夕方頃だったので助かります。子供よりも母親の私が真剣に見ていたかもしれません。料理のことで私が分からないことがあって、友人に聞くのは少し恥ずかしいと思った時に、この番組で優しく教えられたこともありました。見ている子供は、料理名を覚えるようになったり、料理に使われている野菜やお肉、調味料までにも興味を示していました。幼い子供は、親がミミカのように毎日食事を作ってくれているということを知り、いつもありがとうと言ってくれたり、一緒に手伝うよと言ったり、私はたくさん嬉しい言葉を貰ったことを覚えています。このアニメをもし見ていなかったら、ここまで料理のことを考えることはきっとなかったと思います。私がここまで料理について、材料や作り方などを上手く子供に教えることも出来なかったと思います。ですから、母親の私の代わりに子供に対して、丁寧に優しく料理について、教えてもらえたような番組です。小さいお子様がいる方はきっと同じように感じたのっはないでしょうか。私はそう思います。たくさん教わったことを子供が忘れてしまったとしてもどこかで、そういえばミミカが言っていたと思い出すだけでも価値のある番組ではないかなと感じます。

世代によって引き継がれていく子供向け料理番組の良い所

私が幼い頃に見ていた子供向けの料理番組は、”ひとりでできるもん”というタイトルでした。聞いたことがあるとか、見ていたという人はたくさんいるのではないかなと思います。私自身は、その番組を見て初めて料理に興味を持ちました。毎日食事を摂ることや、材料の栄養を考えるなど、幼い私には難しいこともありましたが、真剣に見ていたのを今でも覚えています。きっと見ている自分が楽しんでいたから大人になった今でも記憶に残っているのだと思います。あの番組を見て初めて包丁を母に頼んで握らせてもらいました。普段母が毎日使っている包丁を自分の手に持った時は、何とも言えない少し大人になれたような気分になりました。料理をすることの大切さや自分を育てるための番組だと感じています。今でも子供向けの料理番組は放送されています。このように長く続く理由としては、明らかに見ている側の役に立っているということが挙げられます。時にはクイズで食材を当てるなど、以前は、女の子が料理を作るというイメージの番組でしたが、今ではさらにそこにアニメを取り入れたりしていて子供により伝わり易いと感じています。ミミカもきちんとしたアニメの中の役所が決まっていて、料理を勉強しているお嬢様という詳しいところまで設定することでさらに子供たちの興味をこちら側に向かせるよう努力していると思いました。ミミカの父は、料理探検のために世界中を旅しているという設定もなかなかであり、物語にも興味が湧きさらに、料理にも興味が湧くという二重構成になっているのです。私が幼い頃見ていた1991年から放送されていた”ひとりでできるもん！”が終わった次に放送されたのがこの”味楽る！ミミカ”になります。ミミカの楽しい所は、キャラクターが、動く漫画のように描かれ、紙芝居のような表現を使っていました。キャラクターのセリフをふきだしで表示することによってさらに面白さが増していたように感じます。小さな子供から、小学生まで幅広く楽しめるように工夫されています。小学生のミミカに対する認知度は”85パーセント”もあるそうです。こう考えるとその小学生の親も見たことがあるという方がいるだろうから。やはりこの子供向け料理番組は私達にとって偉大な番組であると確信しました。