こういう女いるよね
女子ウケ最悪なブリブリ女子と、まじめ一徹弁護士女子の奇妙な関係を書いた作品。
題名のとおり「嫌な女」なんだけど、見方によっては色々な人を幸せにしているのかも、と思わせる感じ。
でも文章構成があまり読みやすくないというか、面白くないと言うかそこまで感情移入できなかった。言いたい事、伝えたいことはわかるんだけど、なんだか全体的に微妙でした。
夏子のキャラクターはほとんどの女子に嫌われる典型的なタイプで、わかる。わかる。と共感できる部分も多いのですが、いい子ちゃんキャラの主人公がなんだかんだほっとけない感じとかが、逆に狙った感じでわざとらしいかも。設定はいいんだけど、長いし少しだれる。
いい所は、50年という長いスパンでストーリー展開してるので、若い頃の夏子から年を重ねた夏子の手口が、少し人間らしくなっていき、年齢に合わせた男性へのアプローチ(詐欺?)の仕方が面白い。
100万円あたったら何をする?のくだりは、ずるいんだけど、楽しい見たいな夏子独特の手法が光って良かった。孤独な高齢者につけこむ感じとか(笑)でも結局、男と女、どっちも幸せならそれでいい気がしました(笑)
アップダウンがあるんだけど、なかなか入り込めない読むのに時間がかかった一冊でした。
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