ちょっと暗い - 最終兵器彼女の感想

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最終兵器彼女

4.174.17
映像
4.00
ストーリー
4.17
キャラクター
3.83
声優
4.00
音楽
4.00
感想数
3
観た人
3

ちょっと暗い

4.04.0
映像
3.5
ストーリー
3.5
キャラクター
3.5
声優
4.0
音楽
4.0

ジャングル大帝とか、手塚治作品に比べれば新しめの作品だったし、

当時何故か流行っていて、原作を読んだことがある。アニメで見返したのは

少しで、それもyoutubeでである。ただこのアニメ、話の内容が戦争に

関わるからか、終始暗いイメージがあった。それに背中から羽が生えてくるのは

ファンタジーにあふれててかっこいいなど憧れたりするのだが、

このアニメの中では何ともリアルにえがかれていて、怖かった。

背中の皮膚、破れない?と心配するぐらいだった。主人公と男の子の恋の

発展が、これまでの子供向けアニメで繰り広げられる小学生恋愛から、

随分と大人びた関係になっていることも刺激的だった。少しエロかった気がする。

話の内容は覚えていないが、結構感動ものだったと思う。悲しくて、

胸が張り裂けそうな感動である。男の子や皆のことが大好き、大切、だから

戦場に行かなくては・・・みたいなことを、女の子がやっているのである。

しかも最終兵器だけあってすごく最強だった。だからこそ戦力として頼られて、

でも本当は普通の人間の女の子であって、そのギャップに苦しんだりしていた。

最終兵器が女の子であるからこそ、憐れみというか、悲しさや哀愁が漂ってしまうのかもしれない。

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他のレビュアーの感想・評価

思春期のくすぐったさと戦争の悲惨さが合わさった異色の作品

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  • 120view
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  • 2019文字

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