独身・両津勘吉についての考察
独身・両津勘吉について
言わずと知れた国民的キャラクターの両さんだが、ギャグ漫画であるため年齢が明らかでないが決して若いというわけではない。主要登場人物の中でも年上は夏春都や部長、署長たちだけであるである。もちろん夏春都などもいるが両津の大叔母であるため当たり前でもあるが、とにかく両さんはとっくに結婚していてもおかしくない年齢だ。そしていままで何度も結婚話も出ているがいまだに独身である。もちろん話の性質上独身のほうが都合いいのかもしれないが両さんと結婚しそうな女性キャラクターも何人も出てきている。
誰が最も両さんの結婚相手にふさわしいか漫画に登場した順に少し見ていこうと思う。
秋本麗子
主要女性キャラクターの中では両さんと最も長い付き合いとなる麗子。派出所勤務であり普段から両さんとも接している人物である。両さんのことも「両ちゃん」と上司である両さんのことを親しい感じで呼んでいてかなり好感を持っていることは間違いない。しかし中川のことも「圭ちゃん」と呼んでいる。フランス人の血筋が入っているためかもしれないが誰にでもフランクな感じの接し方をするのかもしれない。両さんのことを気に入っているのは確かだが、イマイチ麗子の思いの決定打がないことも確かである。
一方で両さんの方はどうだろう。以前うそ発見器により麗子に対しての印象を中川が両さんは、お金と女性が好きで中川や麗子のことはキャッシュカードとしても見ている。麗子は女性とお金の中間で揺れ動いていて微妙な立場であると分析していた。その通りだとしたら一番微妙な立場に麗子はいるのかもしれない。
麻里愛
麗子の次に登場した麻里愛。両さんに一番の好意を持っていることは間違いない。最初登場した時は女性ではなくニューハーフであったため結婚を考えづらかったのだが、天国じいさんの花山理香によって戸籍上でも本物の女性に変えてもらったため、その問題も解決してしまった。しかし両さんとしてはまだニューハーフのイメージが強く、女性と思えないというのも事実であるのだが、両さん本人のこと好きという一番大事な条件を持っている人物である。
磯鷲早矢
京都の名家の娘であり、こちらもお金持ちの家系である。早矢が両さんに好意を抱き始めた理由は父親に似ているという理由だったが、その父親が大きな問題であることも間違いない。この父親の磯鷲剣之介は両さんがビビってしまうぐらいの怖い人物である。そしてうそは絶対に許さないため、剣之介にうそばっかりで人物像のイメージを塗り固めてしまった両さんにとっては、それがばれてしまうために結婚できないのかもしれない。それに昔に比べて、纏が登場してきたあたりから早矢の両さんへの好意が薄れていってしまってきていると思う。
また部長が早矢に好意を持っているという点も難点である。部長としては両さんとだけは結婚してほしくないと思っているだろうから、これも関門のひとつになるだろう。
擬宝珠纏
現在最も両さんに近い女性キャラクターといっていいだろう。両さんとは又従兄妹の関係であり、擬宝珠家で現在一緒に住んでいる中である。纏も「勘吉」と呼ぶほど親しみを感じている。檸檬や蜜柑を加えると最も家族のように見えるのは間違いない。結婚の問題もそこにあると思う。結婚相手として見ているよりもはや家族、身内のようにしか思えないのであろう。ちょうど奥さんと兄弟の間ぐらいの感じではないかと思う。
もちろん又従兄妹でも結婚でき過去一度結婚寸前まであったがその時は両さんが両津家の人間と知らなかったがのちに判明し、夏春都が猛反対していたが、最終的には両さんの目的に気づき破談となったが、それでも纏は結婚しようとしていた。そして今でもかなりの好感を持っていることは間違いない。
擬宝珠檸檬
両さんに対して一番好感を持っている人物である。しかし問題は明確だ。檸檬はまだ幼稚園児であり当然結婚できる年齢ではない。両さんとも親子以上年齢が離れている。
しかし両さんの方も檸檬のことは人一倍かわいがっていて、明らかに他の人と接し方が違う。もちろん幼稚園児だからというもの含まれてはいるだろうが、それを差し引いてもかなりであることは間違いない。もちろんそれは結婚相手ではなく実の娘のような感覚であるのであるだろう。
結婚相手ランキング
5人の主要女性キャラクターを見てきたが、それぞれのカテゴリーで個人的主観であるがランキングを付けてみた。
両さんに対しての好感度
1位麻里愛、2位擬宝珠檸檬、3位擬宝珠纏、4位秋本麗子、5位磯鷲早矢
両さんからの好感度
1位擬宝珠檸檬、2位擬宝珠纏、3位秋本麗子、4位麻里愛、5位磯鷲早矢
お似合い度
1位擬宝珠纏、2位秋本麗子、3位麻里愛、4位磯鷲早矢、5位擬宝珠檸檬
総合順位
1位擬宝珠纏、2位秋本麗子、3位麻里愛、4位磯鷲早矢、5位擬宝珠檸檬
となった。やはり1位は纏。上記した通り、檸檬と蜜柑を入れればもはや家族にしか見えないので容易に想像できることが要因だ。一方で檸檬はやはり幼稚園児という年齢がネックとなり5位。最も長い付き合いの麗子が2位、愛されている麻里愛が3位、残る早矢が4位となった。
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