暖かい物語 - 僕の歩く道の感想

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僕の歩く道

5.005.00
映像
4.50
脚本
4.75
キャスト
5.00
音楽
5.00
演出
4.75
感想数
2
観た人
5

暖かい物語

5.05.0
映像
4.5
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.5

2006年フジテレビ系火曜10時のテレビドラマ。

「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」に続く僕シリーズ三作目。

主演は草彅剛

主題歌はSMAP「ありがとう」

主人公は発達障害(自閉症)がある31歳の青年、大竹輝明。彼の幼なじみである松田都古が獣医として働く動物園で仕事をすることになったテル。周囲の理解を得ながら、少しずつ仕事にも慣れていくテルだが…。

テルと家族、職場の人々の物語。

このドラマは、人に対しての優しいまなざしを感じる。登場人物一人ひとりの気持ちを丁寧に描いており、それぞれの立場、状況での心理がとても伝わってくる。障害を持つ子を持つ親の気持ち、兄妹の気持ち、職場の人々の気持ち…すべてが痛いほどに伝わってきて、人間がいとおしくなる。

不器用だが純粋な主人公テルを演じる草彅剛がとてもいい。SMAPのオーラを消した素直な演技は好感がもて、とてもはまっている。

また彼の理解者、都古を演じる香里奈の影のある雰囲気が、ドラマにアクセントを与え、深い味わいを出している。

共演の長山藍子、小日向文世、大杉連といったベテラン陣はさすが。

障害に対する暖かいまなざしと、障害がある人と関わる苦悩、両方を素晴らしい演技で表現。とてもリアリティーがあり、説得力をもっている。

障害について考えさせられると同時に、見終わったあとに暖かい気持ちになれる作品だ。
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他のレビュアーの感想・評価

涙なしでは観られない成長のドラマ

兄弟の素晴らしさに涙はぁ~、すごく良かった。何が良かったって草彅剛さんの演技に尽きると思う。自閉症という難しい役柄を見事に演じきっていたわ。首を少し傾けて、誰とも目を合わせずに淡々と台詞を語る様子が、印象的。自閉症についての認識も自分なりに改めることができたと思う。今までに、自閉症の人と関わったことがないので、その名前の通り自分の殻に閉じこもって話さないような人を想像していたの。ドラマを観ていて、そういう面もないことはないけれど、ドラマの中の草彅剛さん…テルはツール・ド・フランスに深い興味と知識を示し、ロードバイクを購入し自分で乗りこなす努力をしていた。自分の中の誤解と偏見を訂正したドラマだった。きっと、自閉症と一言で言ってもいろんなタイプの人がいるのだと思うので、一概には言えないけれども。タイトルも良かった。「僕の歩く道」。急がずに一歩一歩前進していく感じ。今までは「僕の生きる道」、...この感想を読む

5.05.0
  • みまこんみまこん
  • 263view
  • 2080文字
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