ストーリーと音楽が大好きなドラマでした。
ドラマのストーリーとキャスト、主題歌も大好きなドラマでした。豊川悦司さん演じる榊晃次は耳の不自由な売れない画家でしたが、この役は豊川さんにぴったりマッチしていて、とても良かったです。あまりにこの役が似合い過ぎていて、その後に違う役で出演している豊川さんが声を発するのを見ても、私の中では何か違和感を感じたほどでした。常磐貴子さん演じる水野絋子は榊晃次を一途に思う女優のたまごの役でしたが、晃次と話したくて一生懸命手話を覚えたり、自分の出るお芝居のチケットを渡したりする姿に感動して、思わず、がんばれと応援しながら見ていました。初々しい常磐貴子さんの演技にとても好感が持てました。二人はお互いひかれあっているのに、途中でさまざまな人に邪魔されたり、タイミングがわるくて、上手く気持ちを伝られなかったりするのですが、それも恋愛ドラマをより盛り上げていたと思います。なんの障害もなくすんなり結ばれるストーリーでは面白味がないですもんね。その点、このドラマはストーリー展開が刺激があって、面白くて、次は2人はどうなるのだろうと毎回はらはらして、引き込まれるように見ていました。結局、2人は愛し合いながらも、未熟さゆえに別れてしまうのですが、最終話ではまた出会った場所で再会します。それまで晃次はいろんなわだかまりを心に抱えていて、人物画を描けなかったけれど、初めて絋子の絵を書いて、その絵が入選して、新境地を開拓するというラストシーンも感動的で心を打たれました。ドリームズカムトゥルーの歌う主題歌もドラマのストーリーにぴったりマッチしていて、良かったです。
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