美しい映画といえば - 英国王のスピーチの感想

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映画レビュー数 5,784件

美しい映画といえば

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
5.0
演出
4.0

私がこの映画に出会ったのは、私自身がプレゼンや人前で何かを話すことが苦手で悩んでいた時に、映画館の前でふと目に留まったことがきっかけでした。そのとき、モダンでお洒落なポスターとスピーチの題名だけに惹かれ、そのままチケットを購入しました。大舞台となる場で堂々とスピーチをやり遂げる場面でベートベンの交響曲第7番第2楽章がBGMとして流れ、堂々とスピーチをするジョージ6世が何ともいえないくらい美しく、こちらとしても大きく達成感を感じました。また、物語の途中でアドルフ・ヒットラーが出てきた際、彼のスピーチについてジョージが「上手だ」と感心するところは面白く、敵国であっても客観的にスピーチを見て評価したことと、説得力がある独裁的な指導者がいて、多くの人が説得されることは必然的であったのだなとこの時代の狂気を感じました。何よりも人前で話すことが苦手な私と心情的なところで重なる部分が多く、一言一言丁寧にスピーチをするところはこんなにも人を惹きつけるのかと思い、見ている最中に何度か勇気付けられました。ストーリー自体は分かりやすく、日本人は共感できる部分が多いのかなと感じ、映像と音楽については場面一つ一つが絵画のように見惚れるくらい癒されるBGMにできるような映画でした。

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この映画は英国をよく描いている、当時ラジオスピーチというのはマスコミの代表だった。一定方向にある情報を降り注げる。国王になった彼は運命のいたずらで表に出る事になる、エリザベス女王の女王のママが亡くなってから、この映画の作る許可があったほど、国王になった良い記憶が無かったらしい。国王の妻はこよなく国民に好かれ、彼女の存在はドイツのヒットラーを恐がらせた。何時の世も英国の女はインパクトが強い。チャーチルはラジオで国民に語りかけ、敵対するヒットラーはラジオで国民に訴えかけた。ヒットラーはゲッペルズを使いメディアを研究した、いかに効果的に人の中に入り込めるか、いかに思考を操れるか、これはテレビになり、コマーシャルという手法を生みだした。思考を止め、オートマティクにある一定方向に動かす、烏合の衆、愚民を大量生産できる方法だ。アメリカの大統領候補選挙における演説である、そこにディベートや息継ぎのタ...この感想を読む

5.05.0
  • 111view
  • 424文字

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