複雑な愛の形 - 囚 愛玩少女の感想

日本人離れした容姿から君悪がられてそだった少女シンジュは、飾り、慰め道具として売られていた所シレンという男性に買われた。シンジュを差別するのではなく受け入れてくれている。シレンがシンジュに抱く感情はただの愛情ではなくなにか影にあるようだ。歪んだ愛の形の行く末が気になる作品である。特にこの作品で私がストーリー以外で注目したのはシンジュの衣装だ、何度も衣装替えがあるがとても可愛らしい服装が多い。しかし、トーンでごまかしてる感じもある、もっと繊細に描いていただきたいという気持ちが少しある。せっかく画力を持っているのに残念だ。また残念と言えるのがストーリーが早く進みすぎてるように感じることだ、一気に5年が経つ場面があるが少女が5年成長した雰囲気があまり出ておらずもう少し変化がほしい。さらにキャラクター設定をもっと明確にすべきだと思う。シンジュを奪おうとしてる男性クロスがいるのだがイマイチシレンとの関係性がわからなかった。ライバルはライバルだがもう少し詳しく描いてもいいはずだ。演出面から評価するとこの作品は生々しい場面があるがシンジュの感情で幸せなものか、恐怖なものか、複雑なものかが伝わり評価は高め。