杉村三郎シリーズ - ペテロの葬列の感想

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ドラマレビュー数 1,147件

ペテロの葬列

3.673.67
映像
3.50
脚本
3.33
キャスト
4.17
音楽
4.00
演出
3.50
感想数
3
観た人
3

杉村三郎シリーズ

2.52.5
映像
2.0
脚本
2.0
キャスト
3.5
音楽
4.0
演出
2.5

名もなき毒の大ファンだったこともあり、1話からしっかりと鑑賞させてもらいました。

名もなき毒同様、杉村三郎があらゆる事件に首を突っ込んでゆくのですが、今作はちょっと理解に苦しみました。

何を伝えたかったのか、

話の趣旨はなんだったのか、

見終わったあとも納得できず録画をあさって一気に見ましたがいまいちわからず。

杉村三郎が家庭を顧みず身の回りで起こるいろいろな事件に手を加えることをよく思っていない妻の印象が強かったです。

ひとつひとつの事件の意味、登場人物の必要性を理解するのは難しかったものの前作とはまた違う杉村三郎が見られたような気がします。

ちょっと凛とした...

と言う表現がわたしはしっくりきます。

杉村三郎が自分らしく生きられる方法がわかってきたのかと感じました。

前作まではじぶんの殻から抜けられてないような

まだじぶんはこうでなければならないと自分で自分の首を絞めてるような

そんなどこか儚げな杉村三郎が見られましたが今回はちょっとちがいました。

わたしとしては、あのなよなよとした頼りない、でも誠実で優しい杉村三郎の役に小泉孝太郎さんのイメージがぴったりだったので、見てて少し違和感を感じるほどでした。

名もなき毒から2年、

杉村三郎にどんな変化があったのか?と引き込まれるような作品です。

彼はなにを思いなにを感じたのでしょう。

最後、あれだけ幸せそうだった家族がバラバラになる瞬間、彼はとても清々しい顔をしていました。

きっと彼は自分を縛り付けていた“なにか”から解き放たれたのではないかと感じ、前作とは違いハッピーエンドな終わり方ではなかったものの、どこかすっきりとした気持ちで見終えられる作品でした。

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他のレビュアーの感想・評価

一風変わったテーマと味わい深さが魅力

とにかく・・・濃い(笑)「名もなき毒」の放映の一年後、シリーズ続編として放映された。当時、「名もなき毒」もとても好きで毎週欠かさず見てたからこちらも楽しみに見始めた。で、結論から言えば、こちらも猛烈に引き込まれてやっぱり毎週欠かさず見てた・・・んだけど、前作をはるかにしのぐ「濃さ」。こ、こ、濃いいです~~・・・(涙)だいたい、第1話だけでもう、1クール分くらいのボリュームじゃない?ってくらいの濃さ。え、一体これ、あと10話、どーすんの?って、心配すらしちゃったけど、 それ、余計な心配だった。 心配しなくても、その10倍くらい、中身、濃かったから。 宮部みゆき作品をあまり読んだり見たりしたことがないので よく分からないんだけども、内容が盛りだくさんなのが特徴、なのだろうか? とにかく、普通のハナシならソレいっこで 十分な見どころだから、っていうような見どころネタが いくつもいくつも折り重...この感想を読む

4.04.0
  • たまこたまこ
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とにかく杉村三郎が大好きなのです

本格的なミステリードラマ毎週、楽しみに放送日を待っていました。最初から衝撃的なんですもの。私はミステリーが大好きなんですけど、刑事ものや探偵ものって大体が一話完結じゃないですか。まあ、大きな流れがあることはあるけど、こんなに長い時間をかけて推理を楽しませてくれるようなドラマって、あまりないんじゃないですかね。また、バスジャックっていう限定された場所で起こる事件にそそられましたよ。まあ、杉村三郎の機転の利くこと。さすがだわ。警察とこっそりやり取りする様子に感心しました。できるオトコはそうでなくっちゃ。第一話からがっつり心を奪われた感じです。バスジャックの被害者と同様に、私も「このじいさん、きっと悪い奴じゃないな」と犯人の術中にハマっていくわけです。園田編集長が怒り狂ったように、後にこのトークの巧みさはセミナーと関係していることがわかるわけですが、もう私なんかは、コロッと騙されて高い布団と...この感想を読む

4.54.5
  • みまこんみまこん
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