勉強大好きなハーマイオニーとこの後重要となるキャラクター
ハーマイオニーの秘密
ハーマイオニーは今学年たくさんの授業をとっています。実はマクゴナガル先生に「逆転時計」をかりて複数の授業に出ていました。ハリーやロンにはどうやって授業に出ているのかをおしえませんでしたが、1日に10科目もとっていて同時に複数の授業を出ているのはあきらかでした。「逆転時計」は普段魔法省で管理されているようです授業の履修以外には使用しないという約束と、いくつもの書類を書いてやっと貸してもらえたもののようです。ハーマイオニーはどうしても受けたい授業を絞ることができなかったのでしょう。
「逆転時計」が役に立ったのはハーマイオニーの授業だけではありません。シリウスとヒッポグリフをたすけるために重要なアイテムとなりました。ダンブルドアの助言で、助けに向かったハーマイオニーとハリーですが、足を怪我していて動けないロンは置いてけぼりとなりました。ロンにはちゃんとあとから説明をしていましたが・・・。ダンブルドアに言われたからとはいえ、授業以外に使用しないと約束して貸してもらった経緯があるので、ハーマイオニーとハリーは自分だけではなく、ほかの誰とも会わないようにしなければなりませんでした。
過去にさかのぼって・・・
「逆転時計」でシリウスとヒッポグリフを助けたハーマイオニーとハリーですが、ハリーはピーターペティグリューを見ると捕まえに行こうと言い出します。時間をさかのぼることはとっても危険で、過去か未来の自分と出会ってしまった時、自分自身を殺してしまった魔法使いがいると、マクゴナガル先生からハーマイオニーは説明を聞いていたので、ハリーを必死でとめます。これは過去の自分が未来の自分に出会った時に闇の魔法のせいだと思ってしまい、攻撃する可能性が高くなるからのようです。魔法界ならではの勘違いでしょう、マグルの世界では闇の魔法だとはまずおもわないでしょうから。
シリウスとハリーがディメンターに襲われていた時、ハリーは湖の反対側から父のジェームズがきて守護霊でディメンターを追い払ってくれたと思っていました。しかし本当は「逆転時計」で時間をさかのぼったハリーが追い払ったのでした。そのことが分かった時ハリーはハーマイオニーにさっきもできたから、できることは自分でもわかっていたと言っていました。このことから過去にさかのぼって過去を変えたとしても、それはすでに過去にさかのぼった自分(過去の自分からすると未来の自分)が変えていた出来事として処理されています。そのためいくら過去を変えたつもりでも、実際にはそうなることがすでにわかっていて、未来は変わったことにはならないという考えのようです。
吸魂鬼(ディメンター)と守護霊の呪文
ディメンターを追い払うには「守護霊の呪文」を使います。これは非常に高度な呪文で、O・W・L資格をはるかに超えるものだと言われています。「守護霊の呪文」で守護霊を出すのに一番重要なのは、幸福な思い出です。強い思い出ほどより強力な守護霊の呪文が作り出せるようです。一般的にはディメンターに襲われると、幸せな気持ちには当分なれそうもないような気持ちになるようです。しかし、ハリーの場合はマネ妖怪「ボガート」が変身したディメンターでさえ、両親がヴォルデモートに襲われた時の記憶が鮮明によみがえり、気を失ってしまいます。ルーピン先生によればハリーがディメンターに狙われやすいのは、過去に人にはない恐怖があるためで決して弱いわけではないと言っていました。
ディメンターに襲われた時はチョコレートが薬となっているようです。ルーピン先生は「守護霊の呪文」を教えるときに倒れるたびにハリーにチョコレートを与えています。単に気が休まるから食べるというよりは本当に薬として食べる必要があるようです。板チョコを1枚ちゃんと食べさせないと、マダム・ポンフリーに自分がおこられるとハリーに言っていました。ディメンターは囚人であるシリウスだけでなくハリーにまで「死のキス」をしようとしたので、魔法大臣によってアズカバンに帰るように指示されます。
トレローニ先生の予言
「占い学」の先生ですが、占いはうさんくさいものが多く何を占っても不吉な予言しかしません。魔法界でも有名な「予見者」カッサンドラ・トレローニの子孫にあたります。本当に予言をするときは、本人に意識がなくなり声が太くなって目が白目になるようです。このことを思えば意識のある状態で予言をしたものが何一つ当たってなくても不思議ではないということでしょう。
今回予言した内容は「召使いは自由の身となり、ご主人様のもとに馳せ参ずるであろう・・・」でしたが、召使いとは最初シリウスのことだと思っていましたが、ピーターペティグリューのことだったようです。ダンブルドア先生いわくトレローニ先生の予言は2回目ということです。1回目はヴォルデモートとハリーに関する予言を行ったようです。
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