ハリー・ポッターとアズカバンの囚人の感想一覧
J.K.ローリングによる小説「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」についての感想が9件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
勉強大好きなハーマイオニーとこの後重要となるキャラクター
ハーマイオニーの秘密ハーマイオニーは今学年たくさんの授業をとっています。実はマクゴナガル先生に「逆転時計」をかりて複数の授業に出ていました。ハリーやロンにはどうやって授業に出ているのかをおしえませんでしたが、1日に10科目もとっていて同時に複数の授業を出ているのはあきらかでした。「逆転時計」は普段魔法省で管理されているようです授業の履修以外には使用しないという約束と、いくつもの書類を書いてやっと貸してもらえたもののようです。ハーマイオニーはどうしても受けたい授業を絞ることができなかったのでしょう。「逆転時計」が役に立ったのはハーマイオニーの授業だけではありません。シリウスとヒッポグリフをたすけるために重要なアイテムとなりました。ダンブルドアの助言で、助けに向かったハーマイオニーとハリーですが、足を怪我していて動けないロンは置いてけぼりとなりました。ロンにはちゃんとあとから説明をしていました...この感想を読む
吸魂鬼がゾッとする・・・
だんだんと、物語の核心に入ってきた感じがしました。 いっつもハラハラする展開になるのだけど、今回も初っぱなから黒い犬とかでてきて不穏な展開です・・・。 というか、吸魂鬼は何なのいったい!!ファンタジーらしからぬめっちゃ怖いんですけど!! 罪人のためのものだろうけど、何か所々襲って来たりホラーです。やめてほしいマジで。 シリウス・ブラックの真相もわかり、最後は穏やかにハリーにとってもすごく実のある体験で、また一つ成長したようなそんな感じがしました。 自分のことを本当に思ってくれる人が現れて、なんか安心しました。 まだまだハッピーエンドではないけれど、孤独なハリーの心を癒せる人ができて、よかったなって思います。 そして、いざという時のハリーの強さにはいつも驚かされますね。 「誰かを守るために強くなる」 この物語のテーマでもあるかなって思います。
展開に驚きました!
ハリーポッター第3巻です。ルーピンとシリウスが大好きです! 今まであまり触れられなかったハリーの父、ジェームズとその親友たちの物語が明かされます。 半ば虐げられて育ってきたハリーが 「僕の父さんは、親友がおまえみたいなもののために殺人者になるのを望まないと思っただけだ」と言えるなんて素晴らし過ぎる。そして、展開に本当にびっくり、まさかスキャバーズが・・だから1巻でロンがスキャバーズにかけた「おひさま、雛菊、バター」の呪文もきかなかったのかな。 疑いの晴れたシリウスを、ハリーとハーマイオニーで逃がすシーンは勇敢で、ハリーの成長をずしずしと感じさせられました。後半の展開にはドキドキハラハラ・・シリウスから手紙がきた時にはにんまりしました。
待ちに待った
ハリーポッターシリーズの3作目です。個人的に私はこのお話がシリーズの中で一番好きです。毎回、人間の心に潜む闇や、本当の心が浮き彫りにされているこのシリーズで、一番、このシリーズが顕著なきがします。いい面でも悪い面でも。そして、本当に個人的にですが、このお話に出てくるディメンターが実は好きなんです。ディメンター自体にセリフや意思表示はないですし、ただ人から意識をすいとっていくんですが、その無機質な感じ、ディメンターにキスをされた人はどんな人も正気を失うという怖さ、気になって気になって仕方がなかったです。また、ハリーは友情とは別の、シリウスという信頼できる家族を見つけます。今までとは違う信頼関係、一緒に暮らすことはできないけれどそれがどれだけ今後のハリーにとって心強いことかと見ていて安心します。
ハリーが幸せな気持ちで終わる巻です。
ハリー・ポッターシリーズの3作目です。今回は全体的に暗い内容になっているように思いました。闇の魔法使いとされるシリウス・ブラックの脱獄であったり、今までもそうだったんだろうけど、よりハリーが「死」というものを身近に感じる事件が多く起こります。1巻、2巻では宿敵ヴォルデモートにすっきり勝って、めでたしめでたしで終わるのですが、この巻はなんだかすっきり勝った感じがありません。しかし、この巻はハリーが一番幸せな気持ちで終わる巻ではないでしょうか。また、作家の伏線回収の素晴らしさを感じる事も出来ます。時間のトリック、本当に素晴らしいです。最終巻に向けての大きな伏線もあるのでしょうか?次巻も非常に気になります。
人として大切なものを教えられる一冊
ハリー・ポッターシリーズの中でも、一番好きと言ってもいい一冊です。成長したハリー・ロン・ハーマイオニーは、考え方の違いから仲たがいをします。男女という性差、それぞれの個性が際立ち、まさしく少年から青年へ育っていく過程という感じで、自分の学生時代を思い出し、共感できます。喧嘩する彼らにハラハラし、仲直りすることでより絆が深まっていく瞬間に胸が熱くなり、改めて人と人の絆の大切さを実感しました。友達、家族、同僚・・・人とのつながりを大事にしたくなります。そして、ハリーの父親の友人であるルーピン先生とシリウス、ペティグリューの裏切りと信頼の物語には、生死に関わるような極限の環境に置かれたとき、何を大切にし、何をよりどころにして生きていくか、考えさせられます。不信感と恐怖が支配する世界で、友情や信念を貫き続けることは苦しくて、難しいはず。それでも、それを守り続けることが自分にはできるだろうか? ...この感想を読む
シリウスブラック登場
ハリーポッターシリーズ第三幕です。やっぱりどれもおもしろいですね。この巻が一番!とはなかなか決められません。このアズカバンの囚人ではハリーポッターシリーズでの大人気キャラであるシリウスブラックが出てきます。クールな上に優しさも持っていて、そしてミステリアスな雰囲気もある、という人気キャラの特性をすべて持っている彼とハリーのお話しです。それにしてもアズカバンとは恐ろしい場所なのですね。どれだけ悲惨な状況なのかがよく分かります。そしてそんなところにいたのに正気を保っている彼はすごすぎです。そりゃあ魔法もうまいわ、となります。この巻は構成が特に見事でした。次回作も楽しみです。
まだまだ続く名作シリーズ第3弾!
ついにきました、ハリーポッターシリーズ第3弾!この作品でやっと気づきました。「やっぱりハリーポッターわシリーズだ」と。そおです、これまでの話と繋がっていくんです!しかも!!私がハリーポッターシリーズを好きな理由、それわ、何年越しでも登場人物が変わらないところです!ま、これわ映画を見ないとわからないことなんですがね(笑) わらいあり、涙あり、興奮ありのハリーポッターシリーズ!全ての巻が面白い、ただこの一言!1つでも読み飛ばしたらもったいないよー。
驚きの真相
ハリー・ポッターシリーズの3作目ですね。今までの伏線回収がすごいと思いました。1巻で出てきたシリウス・ブラックという名前が、まさかこんな感じで出てくるなんて…!と驚かずにはいられません。私なんかは、1巻でシリウスの名前が出ているということに読み返すまで気が付きもしませんでした!しかもそれが囚人だなんて…。あと衝撃的だったのはなんといってもスキャバーズですね。ただのペットだと思っていたら大違いでした。今後もかなり重要となる人物なのではないでしょうか。ダンブルドアの言葉も意味深でしたしね(笑)スネイプ先生はなんだか不憫な役回りでしたね…。からまわってばかりといいますか。ハリーも、今回でいろいろと成長したのではないかと思います。それに、なんといっても名付け親が見つかったのはハリーにとって本当に幸運でしたね。いままで親という一番頼りにできる存在がいなかったので、ハリーにとって頼れるおじさんがで...この感想を読む