わかりやすい作品 - ジャージー・ボーイズの感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

わかりやすい作品

2.02.0
映像
2.0
脚本
2.5
キャスト
4.0
音楽
5.0
演出
2.5

—希望のない街で育った 彼らには夢があった—

そのコピー通りのまさにサクセスストーリーを描いた作品。

「シェリー」「君の瞳に恋してる」

サビを聞けばピンとくる、これらの曲が代表曲にあげられるグループ、ザ・フォー・シーズンズ。

ニュージャージー州の貧しい室で生まれた4人の若者が、オリジナルの音楽で成功していく過程を描く。

耳にしたことのあるなじみの音楽が劇中流れるたびに、思わず口ずさんでしまう。

成功の裏にはもちろん、失敗、挫折、裏切りがある。

メンバー内の気持ちのズレももちろん生じる。

貧しい環境のなかでも、音楽が好きであることが唯一4人をつなぐものであったけれど、それもほころんでゆく。

名曲の裏に隠された悲話が描かれる。

クリント・イーストウッドの作品で、評価も高かったため期待して鑑賞したのだが、少しがっかり。

単純過ぎるストーリーであったからだ。

ブロード・ウェイのミュージカルが原作である本作だが、映画ではなくミュージカルで観てみたいなと思った。

音楽が良い作品、とりわけミュージカルが原作である作品など主人公が歌う作品は、曲が良いのは当たり前。

観る方はそれを上回る、「映像として」の面白さを期待してしまう。

その期待に応えられていたのかが、疑問に残る作品だったように思う。

ミュージカルにはミュージカルの良さがあって、この作品に関してはミュージカルでの方が魅力が伝わる作品なのではないだろうか。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

関連するタグ

ジャージー・ボーイズが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ