意外な真相が明かされる!ミステリーの傑作
スティーブン・キング原作の映画はすべて観ていますが、この作品も秀逸なミステリー作品だと思います。音楽には現代音楽家フィリップ・グラス作品も使用され、やや芸術性も高いという印象です。盗作疑惑や離婚などで疲れ果てているレイニーの眠っていシーンはよく出てきますが、何が起きているのだろうとこちらもハラハラさせられます。そしてレイニー自身は多重人格だったということに気が付き?最後には妻と友人を殺めてしまい終了となります。ストーリーの途中にそうではないかな?と気づかされるシーンもありましたが、個人的には映像の美しさやインテリアなど、雰囲気はとてもスタイリッシュで楽しめました。ジョニー・デップも作家という役柄を意識されたのか、無造作なヘアやファッション、メガネ姿が素敵でしたね。この作品は多重人格をテーマに夢なのか?現実なのか?混乱させるテクニック(心理描写や視覚効果など)がとても上手いと感じさせられました。展開の早さとそういった丁寧なつくりで最後まで目が離せない作品でした。最後のトウモロコシ畑のシーンはなんとなく不気味だなという印象が残っています。原作小説と一緒にこの作品も再度、観てみたいと思いました。
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