シークレット ウインドウのあらすじ・作品解説
スティーヴン・キングの中編集「ランゴリアーズ」に収録されている「秘密の窓、秘密の庭」の映画化作品で、2004年に公開されたアメリカのサスペンス映画。監督/脚本は「エコーズ」「宇宙戦争」(2005年)のデヴィッド・コープ。 人気作家モート・レイニーは、妻との離婚協議で疲れ果てスランプに陥っていた。そんな彼の元にある日、見ず知らずの男ジョン・シューターが現れ、モートが彼の作品を盗作したと言い、盗作を否定する証拠を出せと迫る。身に覚えのないモートは、作品の出版時期からありえないと考え、証拠の雑誌が妻エイミーの家に置いてあることを思い出すが…。 モートを「ナインスゲート」「フロム・ヘル」のジョニー・ディップ、その妻エイミーを「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「ペイ・バック」のマリア・ベロ、謎の男シューターを「クイズ・ショウ」「トランス・フォーマー」のジョン・タトゥーロが演じている。他にエイミーの今彼テッドをティモシー・ハットン、探偵ケンをチャールズ・S・ダットン、レン・キャリオーなど。
シークレット ウインドウの評価
シークレット ウインドウの感想
一方向からの視点では恐ろしくて完全なホラーでも、外から見れば気味の悪い主人公
カットされたラストシーン私はDVDを借りて観ました。この作品は奥さんも不倫相手殺されてしまった事実しかありません。しかし、映像特典で奥さんと不倫相手がトウモロコシ畑の下に埋められ、土の中の断片図が映し出されています。そして根の先には二人がいます。まるでトウモロコシの根が二人を養分にしているようで、あそこまで描いてしまうと不気味さが軽減されて若干の面白さが加わってしまうため、カットされたとか。確かに映像を拝見すると最初は気持ち悪さに驚きましたが、リアリティが反比例のようにすーっとなくなっていく気がしました。最後は別人のように、しかし普通に暮らしている様子を描くことで、その残忍性と別人格の不気味さを残したかったのだなあと思いました。最初に観た時は衝撃でした。トウモロコシ食べるシーンはさらっと流して終わったのですが、未公開シーンを観て吐き気がしました。もうトウモロコシが二人の死体でできていると思...この感想を読む
人間の弱さを浮き彫りにした作品
人が遭遇するピンチについて考えさせられる場面人は生きている限り、さまざまなピンチに遭遇します。また、事故のような出来事が我が身に降りかかってくることもあると思います。この映画の中では、それが「離婚」であったり「疑惑」であったりするのです。これらもまた、人にとって予想できない出来事だといえます。ですが、これらの出来事全ては、自分が招いてしまった結果だということを考えさせられます。夫婦間における離婚問題や不倫問題もまた、どちらにも原因があって起こるものだと思います。ジョニー・デップが演じる役は、人気作家のモート・レイニーという男性です。彼には妻エイミーがいますが彼女には不倫相手がいて一緒に暮らしています。モートは離婚を承諾できずにいるのです。この話だけを聞くと、モートはとても寂しそうで、気の毒に思えてきます。そして人間は時に残酷で、とても正直だということが分かります。「愛が無くなる」という...この感想を読む
意外な真相が明かされる!ミステリーの傑作
スティーブン・キング原作の映画はすべて観ていますが、この作品も秀逸なミステリー作品だと思います。音楽には現代音楽家フィリップ・グラス作品も使用され、やや芸術性も高いという印象です。盗作疑惑や離婚などで疲れ果てているレイニーの眠っていシーンはよく出てきますが、何が起きているのだろうとこちらもハラハラさせられます。そしてレイニー自身は多重人格だったということに気が付き?最後には妻と友人を殺めてしまい終了となります。ストーリーの途中にそうではないかな?と気づかされるシーンもありましたが、個人的には映像の美しさやインテリアなど、雰囲気はとてもスタイリッシュで楽しめました。ジョニー・デップも作家という役柄を意識されたのか、無造作なヘアやファッション、メガネ姿が素敵でしたね。この作品は多重人格をテーマに夢なのか?現実なのか?混乱させるテクニック(心理描写や視覚効果など)がとても上手いと感じさせられ...この感想を読む
シークレット ウインドウに関連するタグ
シークレット ウインドウを観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- エレン・バースティン、他
- 監督
- ウィリアム・フリードキン、他
- 俳優
- 西島秀俊、他
- 監督
- 当摩寿史
- 俳優
- 中井貴一、他
- 監督
- 落合 正幸、他
- 俳優
- 西島秀俊、他
- 監督
- 坪川拓史
- 俳優
- 小西真奈美、他
- 監督
- 緒方明
- 前へ
- 次へ