草彅剛さんが健気に生きる男性を演じた姿が魅力です
ドラマ【成田離婚】は、ひと昔前に流行った「新婚旅行で頼りにならない夫に嫌気がさして離婚!」っていう社会現象をドラマ化したものなので、始まる前から期待していました。初回から草彅さん演じる一朗は新婚旅行先でも頼りなく失敗ばかりで、それがとてもコミカルで楽しかったです。そんなさえない一朗は子供の頃は父親がいない母子家庭で育ちます。そして母親が離婚後、夕子にこう言いました。「一朗は子供の頃から家事をよく手伝ってくれてね、洗濯などもすすんでやってくれた」というセリフに対し、夕子は旅行中に一朗が夕子の下着を洗濯して怒ったことを思い出し反省するシーンはとても印象的でした。ここで一朗の優しさに気が付いたんでしょうね。少し離れてみて相手の良いところがすこしづつ見えてくるのですよね。健気に真面目に努力し続ける一朗に惚れ直しハッピーエンドで終了というのはとても良かったと思います。お互いにまだ好きなんだけど、なかなか気持ちを伝えられないもどかしさを、お二人は上手に演じられていて素晴らしかったと感じます。二人の脇を務めるキャストも、みんなほのぼのとしていて、最終回まで楽しめることができました。松任谷由実さんの挿入歌の歌詞もドラマの内容とリンクされていてとてもステキでした。
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