錦戸亮の熱演ぶりで話題を奪ったストーリー
シェアハウスというものがだんだん浸透し始めた頃の男女の関係を描く物語。
しかし単純なものではなくて、一人一人が影を背負ってここで暮らし始めます。
この作品で、当時話題となったのは、錦戸亮演じるDV男の演技のリアルさ。あまりの熱演に、ジャニーズファンから悲鳴が上がったほど。実際のDV被害者にも、本物に近い演技と称された程でした。
DVから逃げてきた長澤まさみ演じる美知留が逃げてきたシェアハウスには
同性愛者の瑠可を演じる上野樹里
恋多き女性で奔放な不倫をするエリを演じる水川あさ。
姉に怯え女性恐怖症になるタケルを演じる瑛太。
シェアハウスには心に苦しみを持った者同士がわかりあえる絆がだんだん生まれていきます。
そしてお互いを理解していくうち、傷つき合いながら、性同一性障害や性的暴行を理解していきます。エンディングには衝撃的なことが次々と起こり、本当に目が離せません。
切なげなメロディーは宇多田ヒカル「Prisoner Of Love」。このメロディーに乗せて、5人の運命は絡まり合っていきます。
全員が主役を経験するほどの豪華なキャスティングと、DV、性同一性障害という、なんとなく触れにくい部分を切り込んだ内容。印象に残る作品です。
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