新ジャンル、汗臭さが無い爽やかなバスケ漫画 - DEAR BOYSの感想

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DEAR BOYS

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画力
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ストーリー
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キャラクター
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設定
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新ジャンル、汗臭さが無い爽やかなバスケ漫画

3.53.5
画力
3.0
ストーリー
5.0
キャラクター
3.0
設定
4.0
演出
4.0

目次

スラムダンクへの挑戦

バスケの漫画というと絶対的王者の位置に「スラムダンク」がいます。「スラムダンク」は不良でバスケ初心者の桜木花道がその驚異の身体能力を活かして活躍するバスケ漫画ですが、登場人物の多くにファンがいるというキャラクターの個性が強い青春漫画です。バスケ漫画は常にスラムダンクと比べられ淘汰されてきましたが、「DEAR BOYS」は同じ時代に連載されており現在続編が連載されているほど人気のある漫画です。

ヒーローものが多いジャンプで連載されていた「スラムダンク」とは違い、マガジンで連載されていた「DEAR BOYS」はバスケ漫画の中でも恋愛色が濃いという特色があります。主人公の哀川和彦はインターハイ常勝校でキャプテンを務めていたほどの天才バスケプレーヤーですが、チームメイトとの関係に悩んで、というよりも逃げて喧嘩沙汰で4人しかいなくなったのバスケ部に入るところから話が始まり、物語は人間の成長に合わせてチームも成長していく形で進んでいきます。


強いけれど弱い主人公

少年漫画の主人公と言えば「何でそんなに自信が?」と首を傾げてしまうくらい自信家が多い中、哀川和彦はバスケは天才的に上手なくせにメンタル面はとても弱いです。英才教育を受けてきて一つの道しか知らないタイプはこんなものかもしれませんが、ちょっと逃げ癖がついているところがあります。


しかし人間誰もが衝突したくないもの。本気でぶつかり合って傷つくよりも往なしてなかったことにしたいものです。だからこそ主人公の哀川の気持ちが解かり、今も人気連載中という地位を築いているのかもしれません。とにかく少年誌には珍しい人間臭い主人公です。


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