もしもアリスがあったなら
「アリス欲しい〜、なんのアリスがあるかな〜?」
いや、ないから。
あったらアリス学園の手の者が来て、強制的に学園に入れられるんだよ?
しかも一度学園に入ったら、例外を除いて一生家族とら会えないんだよ?それでも良いの?
「うーん」
以上は小学生だった娘との会話だ。
確かにね、特別な能力が自分にあったらと思うのは『魔法使いサリー』を観て以来の夢ではある。
特別な能力を持ったがための苦悩も作品中には描かれている。
アリスは原則一人1つの能力だし、それが選べるわけではないから「どうしてこうなった」と自らの能力を恨んだ者もいるだろう。しかも能力があるゆえに家族と引き離され、監禁にも似た生活を送らねばならない。
監禁と書いたが、学園内は楽しそうだった。
学園の敷地にある街(ハリポタでいうホグズミード的な)で売られているお菓子は美味しそうだった。へんてこなのもあったけど。
季節の行事もするし、文化祭だってある。慣れたらアリスの子達のほうが充実した学園生活を送れそうだ。
そこは少女漫画ならではの表現であるのは間違いないが、年端もいかない少年少女たちを飽きさせないための学園側の手法なのだろう。
あなたの側にもアリスはいます、的なラストも良かった。何より蜜柑ちゃんの成長した姿が見られて良かった。
花とゆめコミックスはストーリーをきちんと完結させてくれるから好きだ。
個人的にはベアが欲しい。めちゃくちゃ欲しい。
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