痛快!型破りサラリーマン現る
型破りな元暴走族のサラリーマン金太郎の活躍を描くこの作品。個人的に子供のころ家族そろってみてスカッとしていた記憶がある。金太郎やそれを取り巻く人々の温かさやライバルであるたかつかさの存在感などシリーズを通して楽しめる。
原作の漫画を知っている人からすると少々アットホームすぎるのではと感じる人もいるのかもしれないが主演の高橋克典の演技の勢いがそんなものも吹き飛ばしてくれる。
なかでも「サラリーマンを舐めんじゃねえ」のセリフを唾をまき散らしながら啖呵を切るシーンは水戸黄門言うもんどころを出すシーンと同じくらいの安定感を感じた。
ライバル会社や相手側のバックに暴力団がらみの団体がついていることはお約束。その相手に煮え湯を飲まされながら最後は金太郎の大暴れで悪を退治する勧善懲悪な感じがなんとも癖になり毎回楽しめてしまう。
またシリーズを通して金太郎のことを温かく見守る会長役の津川雅彦がなんともはまり役で昔の任侠物をみていた人にも懐かしいのかもしれないと感じた。
勝村演じる金太郎の同僚役も毎回金太郎をかげながら支えていて見ていて応援したくなる存在だった。
閉塞感を感じやすい現代だからこそもう一度見たいと思える作品。
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