キン肉マン マッスル依存症 - キン肉マンの感想

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アニメレビュー数 2,474件

キン肉マン

4.834.83
映像
3.50
ストーリー
5.00
キャラクター
5.00
声優
4.67
音楽
4.33
感想数
3
観た人
3

キン肉マン マッスル依存症

5.05.0
映像
2.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
声優
5.0
音楽
5.0

目次

古き良き時代の友情パワー

昔のアニメ、ドラゴンボール、男塾、北斗の拳、等々、無論キン肉マンも含め、骨太な勧善懲悪なわかりやすいヒーローもの。内容は子供向きと言えばそうかもしれない。

しかし、それだけにシンプルでパワーがある。作品からパワーを貰える。個人的にはエヴァ以前はそういった作品が多かったと思える。あまり、複雑な話はなく、火事場のクソ力じゃい!と、そして、あのテーマソングが流れ、こっちまでパワーが漲り、牛丼屋に行きたくなるような、ポジティブさがこの作品には溢れている。 

エヴァンゲリオンは好きなアニメですが、内容は複雑でわかりやすいとは言えない。

勧善懲悪ではないし、シンジくんもヒーローではない。

面白いが、元気が出る作品ではないし、全体的に暗い印象がある。そこが、エヴァの良さでもあるし、それもいいが、逆に明るくて、単純で、カッコいいヒーローがベタなテーマ曲で、ラスト5秒の逆転劇というのが、アニメらしいと言えないだろうか?

子供に夢を与えれるのではないだろうか?

時代をあかるくするのではないだろうか?

これは、逆に時代が作品に影響を与えたのかもしれない。

その時代を反映するのがアニメだとするならば、この時代は明るくて元気があったといえるかもしれない。

その代表格がこのキン肉マンと言って過言ではない。

作画

それを言い出したら、この時代、特にキン肉マンは止まる止まる笑

止まるし、使い回すし、お世辞にもよくはない。毎回ヤシガニ事件といえるかもしれない。

しかし、それが重要だろうか?

今の時代になってしまった今でこそ、確かに気になるかもしれないが、僕が重要視したいのは、曲、声優、全体の雰囲気、セリフ回し、そしていわずもがなストーリーと。

作画が酷くとも昔の作品なので、そういうものとして受け入れることができるし、また、それがいい味を醸し出している。キン肉マンという作品にマッチしているといえる。

トータルバランス

この時代の声優は本当に素晴らしく、個性的な声優が沢山いたと思う。

キン肉マンに関して言えば、ロビンの郷里さん、キン肉マンの神谷さん、他、ブロッケンジュニア、ウォーズマン、バッファロー、ジェロニモ、異常なほど、マッチしている!でこの作品掛け持ちが多い気がします、気がついたところでは、ジャンクマンとネプチューンマンが同じで、ロビンとアシュラマンはいわずもがな郷里さんですね。

曲は、串田アキラさんのあの名曲ですが、キャラソンも充実していて、アニキや、宮ニイも歌っています。

アニソンは、やはりその作品のオープニングで重要なイメージだと思いますが、キン肉マンはこの時代、秀逸なアニソンがひしめく中、揺るぎない地位を確立したと言えます。

声優、曲、全体の雰囲気、ストーリー、どれも非の打ち所がないこの作品だが、、

ただ、残念な事があるならば、、

終わりが良くなかった。非常によくなかった。

打ち切りが確定したらしく、終盤アニメオリジナルストーリーが展開された。

ピラミッドリング編以降、つまり黄金のタッグトーナメント以降ですが、ザ サイコー超人編と極悪超人編というやつですが、ザ サイコー超人編はストーリーは、やっつけ感が酷く、敵キャラにも魅力がなく、試合ひとつひとつがテキトーだった。誰の目からみても。

ザ テキトー超人編だった。

そして、続く極悪超人編。

これが、以外と悪くない。途中までは。

アニメオリジナルといえ、試合もしっかりキャラに見せ場があり、いい感じに展開していたが、ストーリー中盤から雲行きが変わる。

ウォーズマン、ロビンマスクの試合あたりから、無理矢理試合を終わらせたような、わけのわからない心中技で消化。

その後、なかなかいい試合が何戦か展開するも、最後は正義のつるぎから、レーザーがでてきて、極悪超人を吹き飛ばすという、強引かつ玉虫色の決着で終了。

打ち切りとはいえ、ここは残念としかいいようがない、終わり方だったと思う。

引き伸ばしは、色々意見があると思う。

連載中の漫画をアニメ化した場合、ドラゴンボールも顕著だが、アニメが原作に追いついた場合、引き伸ばします。

ドラゴンボールなら、セルが完全体になるのに、10分くらいかかります笑

ドラゴンボールは気を貯めるので、引き伸ばしますが、キン肉マンはギャグで引き伸ばします。

それが、テンポ悪いと言えば悪いと言えます。

シリアスな戦いの最中、キン骨オババが、「お湯をいれるーババアー♪」とか全く理解出来ないギャグが、頻繁に入ります。与作、中野さん、アナ、キン骨オババ、キン骨マン、五分刈り、イワオが、引き伸ばし要因で、時には、国語の授業まであります。

「下等超人?」「かとう超人とは、勝とう勝とうとしてしまう超人なんですねー!!」「違います!下等とは、下らない、劣っているとういみです!」

親切設計。

子供向だったんだなーとおもいますね。

これらの、引き伸ばしも楽しんで見て頂きたいと思います。

そこも、堪能できるようになれば、マッスル依存症認定です。
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