歴史とファンタジーの融合
時空探偵ゲンシクンは時空モンスターを巡り、過去のあらゆる時代を冒険する作品であります。主人公は原始人のゲンシクンで多彩なアクションにより物語を盛り上げてくれます。
この作品は過去のあらゆる時代に行く上で政治や芸術、発明など現代に大きな影響をもたらした偉人と出会うというのが大きな流れであり、ちょっとした教養を知ることができる作品であります。私自身もライト兄弟が初めて飛行機を作ったということやロダンが彫刻家であったことなどを知ることができて話のネタにもなりました。歴史が苦手という人もこの作品のちょっとした雑学的要素で軽く抑えるのもありなのかなと感じました。
また、この作品を支える要素である時空モンスターは可愛いものが多く、偉人達に大きな影響を与えている存在として欠かせません。モンスター達は時には頼もしい味方でもあり、時には立ちはだかる強敵という二面性も持ち合わせており、作品の根幹を形成しております。ただ、モンスターによってはあまりパッとせずに終わった感じのものもいたりしてエピソードに村がある印象もあります。作品全体に関わるのもあんまりいなかったし、そこは残念な点かなと感じました。しかしながら、1話で物語を完結していくことでストーリー展開にだるさを与えない点は評価できるのではないかなと思いました。
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