翔の運命(ネタバレ含み
菜穂のもとに1通の手紙が届く。高宮菜穂様。それは未来の自分から送られてきた手紙だった!イタズラか?と思い最初は手紙について全く信じなかったが、成瀬翔という転校生が来ることを中心に次々と手紙の内容は現実になっていく。
手紙が気になった菜穂はいつもの5人グループ、萩田朔、茅野貴子、須和弘人、村岡あずさという仲間のうち須和に相談する。
すると手紙はその他四人の元にも届いていることが発覚。
何のために届いた手紙なのか?
手紙に書かれていたのは「翔を救ってほしい」ということ。10年後の春、翔はこの世にいない。パラレルワールド、つまりいま生きている世界とはまた別の世界でもいいから、翔がいる未来を作ってほしい。そんな願いがそれぞれの手紙には書かれていた。
翔と菜穂、お互いに惹かれあい、思い出を重ねていく。そして菜穂を中心とする働きにより、未来は少しずつ変わっていった。手紙に書いていないことが起こるようになったのだ。
しかし菜穂は翔が事故にあい、無くなってしまった日、本当は翔が自殺した日が訪れるのを恐れていた。菜穂の言葉が原因で翔は自殺することになっている。なんとしても翔を救わなければ。
やってきた翔が亡くなるとされる日、手紙にあった時刻の少し前に翔の家へ行くが、翔の姿はそこにはなかった。
必死で翔を探す五人。死ぬな、翔。
見つけた翔はまさに車に飛び出そうとしているところだった。翔は救えなかったのか?
飛び出す目前に、翔はその勢いを抑えた。
死ぬのが怖くなったという。
翔は救われた。
翔にも手紙のことをばらし、これからもずっと好きだと伝える五人。泣く翔。
この上ないハッピーエンドです‼
後半、過去と未来をいったりきたりするので、見失わないように読んでください☆
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)