悪魔で執事ですから~
黒執事私はとりあえず最初は画力に惹かれて読み始めましたが、本当にこれはシリアスですね。
まだ幸せに心穏やかに普通の貴族として育ってて良い歳のシエルがここまで苦労を背負わなきゃならないという悲惨な現実から思わず目を背けそうになってしまいます。
シエルの父は自分の死を、殺されてしまう事を悟っていたのだろうと思います。そして、シエルが上手くやっていけるということも信じていたと思います。まさか、悪魔と契約しているだなんて思わないでしょうがね笑
アンおばさんの立場だったら、私は生きていけないなあと思いますね。我慢、そして抱えるものが多すぎて、子宮を取り除く殺戮を行う。そして、死神に捕まってしまった、そんな悲惨な身内の人生を見届け、精神を崩さずにいられるシエルは本当にすさまじいですね。自分には絶対的なセバスチャンがいると思っていても、悪魔をどこまで信じていいのか正直なところ疑ってしまいますよね。契約ひとつで2人には確かな結びつきがあるんです。セバスチャンはもうシエルに入れこみすぎて今後食べることなんてできるんでしょうかね?笑私は、もうできずにシエルが一生を終えるまで執事としてお側にお使えしているようなきがしてなりません。
一番読んでいて堪えたのは、サーカス編ですね。
これが人間だってシエルが叫ぶシーンが切なくて、辛くてでも、でもシエルの表情が綺麗で私には忘れられません。サーカス団のみんなも天国で再開して幸せに過ごしていることでしょう。切ないお話でした。
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