黒執事の感想一覧
漫画「黒執事」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
悪魔で執事ですから~
黒執事私はとりあえず最初は画力に惹かれて読み始めましたが、本当にこれはシリアスですね。まだ幸せに心穏やかに普通の貴族として育ってて良い歳のシエルがここまで苦労を背負わなきゃならないという悲惨な現実から思わず目を背けそうになってしまいます。シエルの父は自分の死を、殺されてしまう事を悟っていたのだろうと思います。そして、シエルが上手くやっていけるということも信じていたと思います。まさか、悪魔と契約しているだなんて思わないでしょうがね笑アンおばさんの立場だったら、私は生きていけないなあと思いますね。我慢、そして抱えるものが多すぎて、子宮を取り除く殺戮を行う。そして、死神に捕まってしまった、そんな悲惨な身内の人生を見届け、精神を崩さずにいられるシエルは本当にすさまじいですね。自分には絶対的なセバスチャンがいると思っていても、悪魔をどこまで信じていいのか正直なところ疑ってしまいますよね。契約ひと...この感想を読む
あくまで執事ですから
現在もGファンタジーで連載中の枢やな先生による作品です。舞台はエリザベス女王がいた時代のイギリスで主人公の執事セバスチャンはファントムハイヴ家当主であるシエルの執事です。執事というものが好きだということと表紙の絵がすごくきれいで好みだったので読み始めました。シエルはまだ12歳でありながらファントムハイヴ家の当主であり伯爵。彼には果たすべき目的がありその目的が果たされる日まで付き従う執事、それがセバスチャンです。よく表紙はきれいなのに中身の絵はあまり…ということもありますが、この作品は中身のイラストも1つ1つ細かくきれいで美しい、そして艶っぽいです。また英国貴族のお家としての完成度も高く家の家具はもちろん衣装は細かいところまで描き込まれておりすごくおしゃれなこともこの作品の楽しみです。コミカルに動きつつも不気味さも出したり驚きがあったりと飽きのこない内容となっています。この感想を読む
セバスチャンの至福の時…(笑)
サーカスの話に突入しました!行方不明の子供たちを探しに潜入前の下調べでサーカスを見に行く二人なんですが、セバスチャンの猫好きが発動!っていっても猫科の虎なんですが(笑)まぁ、なんとかサーカスに接触する事が出来たのですが、セバスチャンが女性の股の間に潜り込んでしまうという事態にが発生し、その時に持ち前の運動神経?を発揮した為に入団することに!そしてシエルもなんとか入団試験を合格するんですが、笑顔が足りないと言われて…。めったに見られないシエルの子供らしい満面の笑みが見れますよっ。サーカスの芸名は「スマイル」になりました(笑)シエルにとってハードな練習に根を上げてしまいそうになってたりもしますが、潜入した先にはなんと死神もいて気を抜けない状況で。一つ気になるのはジョーカーの方言。違和感ありまくりです(笑)
完璧な執事
とりあえず最初にこの漫画を読んで思ったことはとにかく絵がきれいだということです。今まで少年ジャンプばかりを読んでいた僕にとっては革命的な絵でした。またセバスチャンの完璧さにも度肝を抜かれました。テーブルクロスにワインがこぼれた瞬間にぱっとテーブルクロスを取ってしまうシーンはかっこよすぎました!また、この第一巻で僕が「おーっ!」と思ったのは、セバスチャンの口癖である「あくまで執事ですから」の正体についてです。最後の戦闘シーンのラストで明かされるのですが、実は、この「あくまで」というのは「悪魔で」という意味だったのです。これには、驚きというか感心しました。この「黒執事」というのは、悪魔の執事という意味だったとは買った当初は思いもしませんでした。まあ、この第一巻を読んでこの漫画がどういう漫画なのかはさっぱりわからないのですが、なにか惹きつけられるものがあることは間違えありません!