最遊記シリーズの原点
このお話を読まなかったら最遊記シリーズを語ることはできませんね。ただ、私的に幻想魔伝最遊記→最遊記RELOAD→外伝→最遊記RELOADBLASTの順で読むことがお勧めです。
外伝は悟空、三蔵、悟浄、八戒4人の本当の始まりと言えますが、4人の繋がりを全て明確にするためにああ、なるほどなるほどとなるためには、この順番がいいかと思います。
外伝一番涙が止まらなくなるのはやはり、悟空が三蔵と死別するところですね。そこに加えて、観世音菩薩の悟空という名前だけは消せなかった、これは俺のエゴだと言う言葉にもグッときますね。
平和ボケした天界の中で、観世音菩薩は立場的に、悟空、捲簾大将、天蓬元帥、甥にあたる金蝉童子のことですら許すことは出来なかったから、罰を与えることになってしまいましたが、4人の死別に一番堪えたのは観世音菩薩だと私は思っています。
4人の謀反を本当は推してやりたい、だけど自分の立場からそんなことはできない。儚くちっていく4人の姿を見ることしかできない。そんなやるせない気持ちから悟空の名前を残したのだと思います。
最遊記シリーズで500年後また4人が再開して、三蔵、悟浄、八戒が悟空と呼ぶシーンを読むだけでジーンときます。
また西海竜王敖潤は、白龍(ジープ)になって4人のそばにいるのではないかと私は信じています。峰倉かずやさんの発言や、執筆の中に敖潤が白龍であると言及はされていませんが、500年後も4人のそばにいてくれたらいいなと私は思っています!
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