赤ぼくは何回見ても感動する!!
交通事故で母を亡くし、主人のたくやが弟の実の面倒を奮闘しながら子育てしていく物語ですが、本当に心が温まる作品だと思います。ママがいなくなってからパパ、たくや、実それぞれがいろいろな思いを抱えながら精一杯生きています。パパはとてもかっこよく、本当に大きな心で家族を包んでいると思います。パパの春美はもちろん仕事があるので、パパが帰宅するまで実はたくやが一人で見ることになります。赤ちゃんはかわいいだけじゃありません。おなかが空けば泣く、転んで泣く、眠くて泣く、世話する者にとっては小憎らしく見えることだって度々あるでしょう。ましてやたくやは母親ではなく兄です。学校から帰ったら外へ飛び出して友達と駆け回る年齢の子どもなんです。実にどう接したらいいのか分からなくて、傷つき、落ち込んでしまいます。
その中でたくやの同級生の藤井君や後藤君が本当に良い友達で、たくやの支えになっていると思います。藤井家や後藤家も良い味を出しており、それぞれ違う形でたくやを支えています。
実は本当にたくややパパに愛されていると思います。だからママがいなくても受け止めてくれる人たちがいるから愛くるしい表情とかできたのだと思います。
なんと言っても最終回は本当に何回見ても感動してしまいます。言うこと聞かない実に対してたくやは起こり、置いていった後に実が交通事故に・・・。たくやだけでなく、パパのことも痛々しく、切ない気持ちになりました。実はママに助けてもらって、ママと手を繋いで現実に戻るところは本当に良かったと思いました。
片手親が増えている世の中で、こういった家族が増えればいいなと思いました。大変なことも多々あると思いますが、家族で助け合って、温かい家族を築いていってくれる人が増えてくれることを願います。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)